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Addressing Social Infrastructure Needs in Asia: Towards a Pandemic Resilient Society

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Addressing Social Infrastructure Needs in Asia: Towards a Pandemic Resilient Society

社会インフラ(学校、病院、公共住宅など)は、人的資本の形成、人々の福祉、持続可能な経済発展の基盤となる不可欠な要素です。このインフラを効率的に整備し、サービス水準を維持するためには、長期にわたる一定程度の投資が必要です。さらに、2020年に発生した新型コロナウイルス感染症の拡大は、医療インフラを含む医療システムの強化の必要性を浮き彫りにし、加速するデジタル化に対応した形で社会インフラを再設計する必要性を示しました。

では、社会インフラにどの程度の投資が必要なのでしょうか。本報告書は、この質問に答える最初の試みです。経済インフラと異なる社会インフラの特性を確認した上で、アジア地域における社会インフラの現在の支出水準と2030年までの将来需要を推計し、その投資ギャップを分析しました。その中で、コロナ禍の発生前に収集されたデータに基づくベースライン推計値に加え、コロナ禍と同程度の将来のパンデミックに耐えうる追加投資を反映したパンデミックへの強靭性を備えた推計値を示しました。最後に、推定された投資ギャップを埋めるための提言を行っています。

編者
広田 幸紀、 テグー・ダルタント、 石塚 史暁
発行年月
2025年8月
出版社
JICA Ogata Sadako Research Institute for Peace and Development
言語
英語
ページ
174
関連地域
  • #アジア
開発課題
  • #教育
  • #経済政策
  • #保健医療
  • #インフラ
研究領域
経済成長と貧困削減
ISSN
978-4-86357-117-4
研究プロジェクト