The Impact of “Grow to Sell” Agricultural Extension on Smallholder Horticulture Farmers: Evidence from a Market-Oriented Approach in Kenya

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本論文は、ケニアでのSHEP(Smallholder Horticulture Empowerment and Promotion、小規模園芸農家のエンパワメントおよび販売促進)という市場指向型農業振興プログラムの影響を評価しています。SHEP のアプローチでは、農業従事者への実践的なトレーニングを行い、農家自身による意思決定を奨励することで、農業従事者が市場で生産者として行動できるようにすることに重点を置いています。2年間のクラスターランダム比較試験(Randomized Controlled Trial: RCT)により、SHEPを導入することで平均して園芸収入が70%も増加したこと、弱い立場にある世帯主(女性、低学歴者、高齢者)の世帯で成果がより顕著であったことが明らかになりました。この成果は、プログラム導入前の園芸の経験値とは関連していませんでした。この調査結果は、市場指向型農業の普及により、園芸収入の増加を通じて小規模農家の生活水準を向上できる可能性があることを示唆しています。

著者
清水谷 諭、 田口 晋平山田 英嗣、 山田 浩之
発行年月
2023年10月
言語
英語
ページ
47
関連地域
  • #アフリカ
開発課題
  • #農業開発・農村開発
研究領域
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