Effectiveness of the Mobile-Money-Shop Approach in Reaching Unmarried Adolescents to Increase Condom Use in Uganda: A Quasi-Experimental Study
JICA緒方研究所について
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本研究では、ウガンダ東部の 2 つの自治体で、未婚の若者に対する性と生殖に関する健康(sexual and reproductive health: SRH )についての情報と男性用コンドームの提供におけるモバイルマネーショップ (ベンダー) の有効性を評価しました。
この準実験研究では、介入群と対照群を設定し、2024年に60ヵ所のベンダー拠点で4ヵ月間の介入を実施しました。ベンダーは、SRH情報の提供、コンドームの配布、他の施設への紹介を行いました。ベンダーを訪れた未婚の若者(15〜19歳)をベースライン時に募集し、エンドライン時まで追跡調査しました。主要評価項目はコンドームの使用、副次的評価項目にはSRHに関する知識と意欲が含まれました。ロジスティック回帰分析と差分の差分分析を用いて有効性を評価しました。
1,204人の参加者(介入群585人、対照群619人)のうち、52.7%が男性、平均年齢は17.8歳、ベースライン時点で51.1%が学生でした。コンドームの使用率は、介入群では有意に増加しましたが(調整オッズ比=1.50、95%信頼区間=1.01〜2.22)、対照群では有意な増加は見られませんでした(調整オッズ比=1.12、95%信頼区間=0.76〜1.66)。両群の差としては6.7パーセントポイントの効果がありましたが、統計学的には有意ではありませんでした(p=.210)。また、ベンダーからコンドームを入手する参加者の割合は0%から64.6%に増加しました(p<.001)。一方で、民間医療施設に頼る割合は減少しました(p< .001)。従来の医療施設からベンダーへとコンドームの入手先が移行したことに加え、避妊について話し合う力が向上したことが観察されました。これらの変化は特に男性で顕著でした。