【JICA海外協力隊】畜大×JICA海外協力隊 2年半ぶりに派遣再開!パラグアイへ

2022年12月28日

コロナ禍を経ていよいよパラグアイへ!

左から小林さん、JICA北海道センター(帯広)の木全代表、小坂さん

2022年12月19日(月)、帯広畜産大学卒業生の小林香織さん(24)と小坂和誠さん(24)が、JICA海外協力隊としてパラグアイへの派遣前に、JICA北海道センター(帯広)へご挨拶に来られました。

お二人が協力隊の試験に合格したのは2019年。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、「派遣待機」となっていましたが、ようやく派遣が実現することとなりました。今年10月から長野県の駒ケ根訓練所で派遣前訓練を開始し、12月8日に無事訓練が終了しました。いよいよ、2023年1月31日(火)にパラグアイへ派遣されます!


小林香織さん/パラグアイ/家畜飼育 派遣期間:2023年1月~2024年4月
小坂和誠さん/パラグアイ/家畜飼育 派遣期間:2023年1月~2025年1月
活動内容:現地の小農家を巡回し、繁殖管理、飼養管理、衛生・搾乳の指導を行います。

先の見えない待機期間を乗り越えて

面談中のお二人の様子

先の見えない待機期間中は、モチベーションの維持が大変だったという小林さんと小坂さん。周囲の方々に事情を理解して頂き、小林さんは北海道や地元・佐賀県でチーズの熟成などに関する仕事、小坂さんは地元・広島県で農業高校の教員をしながら、再派遣の時期を待っていました。

お二人は学部生時代にJICAの短期ボランティアの経験をされています。小坂さんは、「待機当初は悩むこともあった。短期ボランティアの経験が大きく、待ってでも行きたいいう気持ちでモチベーションを保っていた。」と話しました。
小林さんは「挫けてしまったこともあり、3年待って派遣が再開されなければ諦めようと思った。その時期を乗り越え、今はようやく派遣されることに安心感を得た」と話しました。

長い待機期間を乗り越えてパラグアイへ出発されるお二人に、JICA北海道センター(帯広)より大きなエールを送ります!充実した活動となりますように!

大学連携 JICA×帯広畜産大学

JICAは帯広畜産大学と連携し、同学の在学生・卒業生を青年海外協力隊員として、南米パラグアイに派遣する「帯広畜産大学-JICA 協力隊連携事業」を2012年から実施しています。本事業はパラグアイにおける獣医・農畜産分野の発展への支援とともに、同大学・大学院生(卒業生含む)による国際協力経験を通じたグローバル人材の育成を目的とし、2020年度までの累計64名を派遣しています。

今回小林さんと小坂さんは、同大学が実施している草の根技術協力事業「パラグアイ酪農の持続可能な発展をめざすネットワークを活用した酪農家支援体制構築プロジェクト」の関連サイトであるコロニアス・ウニダス農協に配属され、小規模酪農家の飼育管理や搾乳・乳製品管理を支援するとともに、草の根のプロジェクトで強化している酪農情報システムの活用をサポートする予定です。

お2人のパラグアイでの活躍に乞うご期待!