授業に使える『総合的な学習(探究)の時間のアイディア集』WEB掲載開始!

2022年10月6日

本インフォグラフィックはJICAと楽天グループの連携により制作されました。

総合的な学習の時間は、学習指導要領の改訂に伴い2000年代より取り組まれてる教育課程です。先般の学習指導要領の改訂に伴い、探究的な過程が一層重視されるようになりました。

探究課題の例としては、学習指導要領に次のように挙げられています。
(1) 国際理解,情報,環境,福祉・健康などの現代的な諸課題に対応する横断的・総合的な課題
(2) 地域の人々の暮らし,伝統と文化など地域や学校の特色に応じた課題
(3) 児童・生徒の興味・関心に基づく課題
(4) 職業や自己の進路に関する課題

これらの課題を探究する授業アイディア、教材等について先生方からJICA東京にお問い合わせいただくことが度々あり、そのようなお声にこたえるべく「総合的な学習(探究)の時間のアイディア集」を作成しました。

テーマは四つ「多文化共生・国際理解」「地域課題の発見と解決」「SDGs・持続可能な社会」「SDGsとグローカルキャリア(学校外との連携を通して)」です。それぞれ3~5のステップで構成されています。一つのステップの実践だけでも探究につながるよう工夫をこらしており、関心事や授業時数にあわせて自由にアレンジできます。
作成に携わったのはJICA 東京の教員研修に参加経験があり、「持続可能な社会の創り手を育てる授業実践」を重ねてらした先生方。校種・教科が異なる先生方でチームを編成し、どの学齢でもヒントになるようなアイディア集にまとめあげていただきました。監修には、東京都市大学佐藤真久教授にご協力いただいています。
1,000部ほど製本したところ、全国の先生方、教育委員会の方々から非常にご好評をいただき、この度ホームページでのご案内を開始いたしました。本ページ下部にリンクを掲載しておりますので、是非ご活用ください。
あわせて、他のJICA国内拠点が作成した授業にすぐに取り入れられる教材のリンクもご紹介いたしますので、ご覧ください。

(参考)
総合的な学習(探究)の時間は、変化の激しい社会に対応して、探究的な見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力を育成することを目標にしていることから、これからの時代においてますます重要な役割を果たすものである。(文部科学省HPより抜粋)