プロセスの分析

JICAでは、効果発現のプロセスの確認及び分析の深化を目指した「プロセスの分析」の手法の整理に取り組んでいます。具体的には複数の分析アプローチを用いて、いくつかの事業で「プロセスの分析」を試行しています。

分析アプローチの一つ、「プロジェクト・エスノグラフィー」は人類学のフィールド調査の記録手法であるエスノグラフィー(民族誌)を用いて開発プロジェクト(事業)の実施プロセスを記録する手法です。当該事業の受益者だけではなく、支援者側も含む幅広い関係者による多角的な視点から「現場」のリアリティーを再構築し、それを物語のフォーマットで記述している点が特徴であり、これにより、読者に現場を追体験させ、自ら実践的な教訓を引き出す一助とすることを企図しています。

このようなプロセスへの着目は、世界銀行の推進するGlobal Delivery Initiative(GDI)(注)に示されるように世界銀行やドナーも注目する国際的潮流となっており、JICAの取り組みはこうした方向性にも呼応しています。

(注)GDIは国際開発コミュニティによるナレッジのプラットフォーム。「何が上手くいくのか(What works?)、なぜ(Why?)、どのように(How?)」に着目して、その体系的分析結果を共有する場であり、世界銀行の他、UNDP等国際機関、二国間ドナーや開発研究機関が参加。具体的には、開発プロジェクトの実施上の課題("delivery challenge")を類型化して課題への対処方法に関する知見を整理し、当該課題にかかる人的ネットワークの情報と併せて公開することで、開発協力の実務者による有益な知見や人材へのタイムリーなアクセスを可能にし、事業の実施改善に繋げることを目指すもの。

分析結果

(注)関連する事後評価報告書は事業評価案件検索をご覧ください。

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