2021年度

【月間特集】タイ・ブータンにおけるIoT型胎児モニターiCTGの導入と実践について(3月2日)

メロディ・インターナショナル株式会社の尾形氏にご登壇いただき、遠隔で妊婦と胎児の健康状態をモニターできる医療機器の紹介や、現地での導入時の苦労、成功事例などについて伺いました。参加者からは、「国際協力の現場について知ることができて良かった」「大学と連携しているのがすごい。多くのニーズがあると思うので国内外に普及していってほしい」などと感想をいただきました。

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【小学5年生から中学生対象ワークショップ】チョコレートから見える世界のコト(2月23日)

チョコレートを通じて、カカオ産業に関わる児童労働の現状と、自分たちとのつながりについて考えました。参加者がガーナのカカオ生産農家や、日本のチョコレートメーカーの役員の家族などになりきってグループワークを行い、生活の違いやカカオ豆の価格変動による影響について考えました。参加者からは、「世界には私たちが経験したことのないような厳しい状況にある子どもたちがいることを知った。私たちにしかできないアクションを起こしていきたい」「他の人の考えも、日頃とは違うものに接することができて世界が広がりました。チョコレートだけでなく、これからは身近なものについて考えたいです。フェアトレードについても調べてみたいです」などの意見や感想をいただきました。
(当イベントで使用した教材は、特定非営利活動法人ACE発行の教材です。)

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【月間特集】インドネシア カカオ農家との取り組み-赤道直下での奮闘-(2月22日)

東京フード株式会社の塩見氏、本麻氏、鈴木氏の3名にご登壇いただき、インドネシアのボアレモ県でのカカオ生産や、現地でのカカオ豆の加工過程、チョコレート製品ができるまでについてお話しいただきました。参加者からは、「チョコレートが製品になるまでを詳細に学ぶことができた。カカオ農家と取り組む中で、苦労や工夫があって私たちのところにチョコレートが届いていると知り、改めてチョコレートのおもしろさに気づいた」「“チェーンでなく縁でつなぐ”という言葉が本当に印象的でした。素晴らしい取り組みですね!」などと感想をいただきました。

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【月間特集】日本ではあまり食べられていないインドネシアタコの普及活動(2月1日)

株式会社あ印の葛貫氏をお迎えし、草の根技術協力事業を通して行ったインドネシアでのタコ漁の普及、加工の活動についてお話しいただきました。質問コーナーでは、タコの美味しい食べ方や、タコの消費量が日本で減少傾向にあることの背景についてお答えいただきました。参加者からは、「インドネシアについても、タコについてもあまり知識がなかったのですが、とても分かりやすく、学びの多い時間を過ごすことができました」「タコについてたくさん知ることができ、すごく楽しかったです。タコを広めるための工夫などがとても興味深く、講演中にもタコを食べたくなりました」などと感想をいただきました。

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【オリパラレガシーセミナー】-理学療法士として考える障害を持つ人達にとってのインクルーシブな社会とは-(1月28日)

日本車いすラグビー連盟の井土祐樹氏にご登壇いただき、セントルシアでのJICA海外協力隊の活動話や、東京パラリンピックでの活動、そして理学療法士の視点から日本の障害者スポーツの現状・課題についてお話しいただきました。ディスカッションでは、「井土さんの活動事例で印象に残ったこと」「障害者スポーツを続けていくためにはどんなサポート・社会が必要か」について議論しました。参加者からは、「初めて参加しましたが大変勉強になりました。またこのような機会があればぜひ参加したいと思います」「パラリンピックに出ている選手は障害者の中でも一部分の存在であって、その裏にはまだまだたくさんの壁や問題があるのだと知り印象的だった」などと感想をいただきました。

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【月間特集】栄養問題にISAPHはどう立ち向かうのか-住民目線で考える、世界の栄養問題-(1月25日)

特定非営利活動法人ISAPH(アイサップ)の皆様にご登壇いただき、ラオスでの栄養問題解決のための食用昆虫養殖事業や、マラウイでの栄養改善へ向けた身近な食材を使ったレシピ・離乳食紹介の取り組みについてお話しいただきました。ラオス事務所からの中継では、現地で食べられている昆虫食ゾウムシの串焼きを実際に食べながら紹介いただき、ラオス人スタッフの方からは「とても美味しいよ」とのコメントもありました。参加者からは、「他国の食糧問題や地域情勢について知ることができよかった」「草の根での様々な活動素敵でした!刺激をいただきました」などと感想をいただきました。現地の人たちを中心に考え取り組むアイサップに、今後も注目です!

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【高校・大学生対象のワークショップ】スマホから考えよう-手のひらにある日常と世界のできごと-(1月23日)

スマホにまつわるクイズのほか、グループワークではスマホが生産される過程でどんなことが起こっているか、持続可能なあり方にしていくためにはどんなことが必要か、について考え、活発な意見交換がなされました。参加者からは、「普段使用している携帯電話の見方が変わりました。一消費者として考えていかなければならない問題だと感じました」などと感想をいただきました。
(当イベントで使用した教材は、開発教育協会(DEAR)発行の教材です。)

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【対象:小学5年生から中学3年生】ワークショップ「家族のつながり-途上国の人々の暮らしから考えよう!-」(12月26日)

地球案内人がザンビア、モザンビーク、モンゴルの家族のつながりをクイズなども交えて紹介しました。グループワークでは、「2022年、家族のためにしたいこと」をテーマに目標を書き、発表してもらいました。「家族に感謝の気持ちを言葉や態度で伝えたい」「自分にできる手伝いをしたい」など、いろいろな目標が出て、「家族」について考える時間となりました。参加者からは「自分もこれからは家族との関わりを増やして、家族の一員として自分にできることからやっていこうと思いました」などの感想をいただきました。

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【月間特集】プログラミング教育で子どもの未来を築く in アフリカ-我々はなぜアフリカでプログラミング教育を広めているのか?-」(12月21日)

キャスタリア株式会社の山脇氏にご登壇いただき、ケニア、エジプト、ザンビア、モザンビーク、ボツワナ、南アフリカなどの子どもたちに、プログラミング教育を普及するまでのきっかけや、JICAとの連携事業による現地ケニアでの取り組み、学校の様子などを紹介いただきました。参加者からは、「どのようにビジネスを開始されたのか、目指す方向性など具体的に話して下さり、とても興味深く聞くことができました。コロナの影響で直接現地に行きにくい中、現場やマネジメントの実態の話も聞け、とても面白く伺いました」などの感想をいただきました。

講師より資料を共有いただきましたので、下記をご覧ください。

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【オリパラレガシーセミナー】-パラリンピックを通じて考えるインクルーシブな社会の実現-元JICA海外協力隊 ウガンダ 体育/日本体育大学 特別研究員 兼本智仁氏(12月10日)

日本体育大学特別研究員の兼本氏に、東京パラリンピックで約40か国のパラリンピック委員会や選手を支援された活動についてお話しいただきました。参加選手とのエピソードなども交えて、パラリンピックの様子も伺ったほか、ディスカッションでは、「日本は障害者にとって暮らしやすい社会なのか」「パラリンピックを通じて考えるインクルーシブな社会の実現」について、活発な意見交換が行われました。兼本さんからは、「インクルーシブという言葉すら無い、どんな人も一緒に含まれていることが当たり前の社会になっていけば…」という想いも語っていただきました。

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【対象:小学5年生から中学3年生】世界トイレの日記念!ワークショップ「トイレがあるって当たり前?世界の現状を知ろう!考えよう!」(11月23日)

世界のトイレの現状についてクイズを交えて紹介し、途上国の抱える問題を知ってもらいました。グループワークでは、トイレがないとどんなことに困るかを考え、SDGsの目標を達成できる「あったらいいなこんなトイレ」を絵に描いて発表し合いました。それぞれの発想で考えられた、さまざまなトイレを発表してもらいました。
参加者からは、「トイレは世界で考えると当たり前にあるものではないと知ることができました。みなさんの新しいトイレが興味深かったです。」などと感想をいただきました。

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【月間特集】リベリアと日本:両国の共通点(11月22日)

駐日リベリア大使館の皆様にご登壇いただき、ネルソン大使からはリベリアの174年の歴史、日本と国交60周年についてお話しいただきました。コンゴ参事官からは観光地と観光の可能性についてお話しいただき、自然溢れる滝や湖、リベリアの始まりである島などを紹介いただきました。また、1984年にリベリアへ派遣された元JICA海外協力隊員の後藤さんにもご登壇いただき、現地での生活や食文化についてもご紹介いただきました。
参加者からはたくさんの質問が寄せられ、民族の数や言語、民族衣装などについて、登壇者の皆様にお答えいただきました。リベリアについて理解を深められる時間となりました。

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【オリパラレガシーセミナー】マラウイ初の女性柔道家がオリンピックの畳に上がるまで 元JICA海外協力隊 マラウイ 柔道 工藤龍馬氏(11月19日)

東京オリパラのマラウイ柔道代表コーチをされた工藤龍馬さんにご登壇いただきました。お話では、元JICA海外協力隊としてマラウイで柔道指導をされ、マラウイ初の女性柔道家がオリンピックの畳に上がるまでの経緯、コロナ禍での来日や大会の状況について紹介いただきました。参加者からは、「工藤さんが選手を指導するだけでなく、精神的にも寄り添って活動していたのが非常に印象的でした。開発途上国にとってのオリンピックの価値についても皆様と一緒に考えることができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。ありがとうございました。」などと感想をいただきました。東京オリパラに関わっていた人やJICA海外協力隊の柔道隊員を志す人など様々な方にご参加いただきました。開発途上国にとっての競技スポーツ、オリパラについて考える時間となりました。

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【オリパラレガシーセミナー】パラリンピックから考える障害者スポーツの可能性 東京パラリンピックシッティングバレー技術役員 元JICA海外協力隊 浅見明子さん(10月29日)

東京パラリンピックでシッティングバレーの技術役員(ナショナル・テクニカル・オフィシャル)を務めた元JICA海外協力隊の浅見明子氏(ネパール/障害児・者支援活動)にご登壇いただき、パラリンピックでの活動やこれからの障害者スポーツ、パラスポーツのあり方、可能性についてお話しいただきました。グループディスカッションでは、「これからの障害者スポーツの在り方」や「障害者スポーツの可能性に繋げるために個人レベルでできることは?」などについて活発な議論が行われました。

参加者からは、「パラリンピックの裏側を含めて、いろいろな話が聞けてよかった。特にグループディスカッションの人との交流はこんな関わり方があるのだ!という発見にも繋がり、自分でももっといろいろなことができるのではと思えるきっかけになった」などと感想をいただきました。

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【月間特集】身近なアクションから世界の栄養改善を-みんなで取り組む食の不均衡-(10月28日)

講師の小此木氏(TABLE FOR TWO)、大宮氏(ベネッセコーポレーション)から、栄養改善に向けた取り組みや、食と教育との関係、企業での取り組みなどについてそれぞれ違った目線からお話いただき、身近な「おにぎり」を通して、個人でも世界の栄養改善に取り組める「おにぎりアクション」の事例や、活動の背景を知ることができました。また、JICAからは野村国際協力専門員より、SDGs時代の栄養課題解決に向けたアプローチのヒントについてお話ししました。

参加者からは、「普段とは異なった視点から社会問題に貢献する為のプロジェクトについて学ぶことができ、貴重な経験になりました」などと感想をいただきました。12月開催の「東京栄養サミット2021」に向けて、飢餓・栄養問題について考えるきっかけとなりました。

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【グローバルフェスタJAPAN2021企画】【中高生対象ワークショップ】「多様性あふれる世界を目指そう-JICA海外協力隊が見た世界-」(10月10日)

JICA海外協力隊経験者の体験談として、ウズベキスタンの多文化共生、モンゴルの自然との共存、ザンビアの支え合いについて紹介し、世界の暮らしやさまざまな考え方について感じてもらいました。ワークショップでは、身近なところで多様性について考えた出来事や、過ごしやすい学校や地域づくりのためのアイデアについて意見交換を行いました。

参加者からは、日本に住む外国人やジェンダーといった多様性、そして多様性を受け入れる体制づくりなどについて様々な視点から意見が寄せられ、世界だけではなく、日本での生活の中にも存在する多様性について考える機会となりました。

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【オリパラレガシーセミナー】ミクロネシア競泳代表コーチ 高橋昭文さん(10月8日)

東京オリパラでミクロネシア競泳代表チームを指導された高橋昭文氏にご登壇いただき、JICA海外協力隊としてのミクロネシアでの活動内容や苦労話、東京オリパラでの裏話やコーチング観などについてお話しいただきました。選手村などの様子も伺うことができました。グループディスカッションでは2つのテーマについて議論し、「途上国でのコーチングは、文化や環境、宗教観などの違いで日本のやり方が通用しないため、現地の選手たちと一緒に話し合いながら進めていくことが大切だと思った」といった意見がありました。最後に高橋さんからは、「スポーツだけでなく、いろいろな形でぜひ海外に出て活躍していってほしい」とのメッセージをいただきました。

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【中高生対象ワークショップ】「女の子の未来を考えよう-すべての女の子が自分らしく生きるために-」(10月2日)

パキスタンに住む女の子の人生をもとに、教育の機会の重要性を学び、それについてディスカッションを行いました。また、途上国の女の子が平等に教育を受けられるように、どのような支援をしたらいいのかについても意見を交わしました。参加者からは「学校でもSDGsについて学ぶ機会はあるのですが、より具体的な事を知ることができて面白かったです」「どのようにすれば女の子たちが学校に通えるようになるのかなど、あまり考えたことがなかったです。それを今回考えられて、他の人の意見を聞けて新しい発見がありました」などと感想をいただきました。

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【学生、JICA海外協力隊を目指す方歓迎】「ジェンダーと開発を学び共生・協働を生み出そう!」(9月28日 第2日目)

2日目応用編では、講師の藤掛氏よりパラグアイ農村女性生活改善プロジェクトと女性たちのエンパワーメントについてお話しいただきました。また、パラグアイから中継で、プロジェクトに参加したロサルバ氏、ビクトリナ氏から、現在取り組んでいることや参加して変化してきたことなどについてお話しいただきました。グループワークでは、「プロジェクトによって農村女性が変化していく様子を当事者の方から直接聞くことができてとても興味深かった」「野菜の調理方法や子どもの衛生について分からなかった農村女性がプロジェクトで方法を学んだとのこと、そのような活動も生活改善の一部だと気付かされた」などといった意見が出ました。2日間をとおして参加者からは、「色々な年代の方とジェンダーについてお話しすることが出来てとても勉強になりました」「フィールドワークを通して現地の人の声に耳を傾けることの大切さを学ぶことができました。藤掛先生の<数字で示されていることと現地の人が感じていることは異なる>という言葉が印象に残りました」などと感想をいただきました。

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【学生、JICA海外協力隊を目指す方歓迎】「ジェンダーと開発を学び共生・協働を生み出そう!」(9月27日 第1日目)

講師の藤掛洋子氏にご登壇いただき、基礎編としてジェンダーに関わる概念を整理するとともに、ご自身の経験や世界の事例を紹介していただきました。また、パラグアイから中継でリス・マルレネ・ポルティージョ氏にもご登壇いただき、パラグアイのジェンダー課題について語っていただきました。ジェンダーに関する理解が深まり、身の回りにあるジェンダー問題に対して意識を向けるきっかけとなりました。

グループワークでは、マイクロアグレッションの経験や学校環境におけるジェンダー問題などについて意見交換をしました。参加者からは、「マイクロアグレッションを意識して行動しないといけない」「ジェンダーについてまだまだ議論が必要である」などといった感想をいただきました。

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【月間特集】トークイベント「コロナ禍を生きる-ヨルダンにおけるシリア難民の今-」(9月4日)

松永氏(認定NPO法人国境なき子どもたち)、林氏(Tribalogy創始者)、小松氏(フォトグラファー)の3名に登壇いただき、コロナ禍で生きるシリア難民の現状を、映像や写真を交えてお話しいただきました。参加者からは、「現地で細く長く活動されている、誰より現場を見てこられた方々のお話を直接にうかがえる機会は大変貴重でした。シリア難民の方々の生活を思い浮かべながら拝聴することができました」、「難民をひとくくりに考えてはいけないですし、当たり前にできている生活に感謝とともに、このような現状を関心のあまりない層にどう伝えるかについて考えさせられました」などと感想をいただきました。

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【対象:小学4.5.6.年生】自由研究応援!ワークショップ「動物たちからのSOS!カードを組み合わせて学ぶSDGs」(8月21日)

地球の動物たちが抱える問題と私たちとのつながりについて、クイズや組み合わせゲームを通して考えるワークをしました。参加者の皆さんからは、「人間によって居場所を失った動物がかわいそう」「リサイクルなど自分ができることから始め、動物が快適に暮らせる世の中にしたい」など、たくさんの積極的な意見が出ました。私たちの一つ一つの行動が地球全体につながっていることを認識し、生きものを守るためにできることや、SDGsとの関わりについて考える機会となりました。

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【こども霞が関見学デー】JICA地球ひろばでSDGsを学ぼう!-バーチャルツアー&JICA海外協力隊の体験談を事例に-(8月19日)

JICA地球ひろばバーチャルツアーでは、災害や防災について見て触って体験できる展示物の他、避難所のプライバシーを守るための工夫や国際緊急援助隊を紹介しました。アフリカクイズとJICA海外協力隊の体験談(エチオピア・ケニア)では、自然環境に対する考え方の違いや、スポーツが出来る環境の違いなどから、SDGsとの関わりについて参加者とともに考えました。チャット欄には参加者からたくさんの反応があり、「勉強になりました」「楽しいプログラムでした!」などと感想をいただきました。災害に強い世界、SDGsやアフリカなどへの興味が深まるきっかけになったのではないでしょうか。

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【月間特集】「太平洋島嶼国との関係と今後について-PALM9とJICAの支援-」(8月10日)

講師の小林泉氏には、今年7月にオンラインで開催された太平洋・島サミット(PALM9)で議論された、日本の太平洋島嶼国支援の利点と展望、PALM9設立の経緯についてお話しいただきました。また、大洋州地域でのJICAのこれまでの協力事例やパラオの現状と日本との関係について、担当部署とパラオ事務所からお話ししました。質疑応答では、たくさんの質問が寄せられ、活発な意見交換がなされました。参加者からは、「太平洋島嶼諸国の多様性という見方が新鮮だった」「現在の太平洋諸国と日本の関係が簡潔に理解できて良かった」などと感想をいただきました。

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【対象:小学5年生から高校生まで】【月間特集】夏休み企画「南の島の環境問題を考えよう!」(8月7日)

ごみ・気候・電力の観点から、太平洋島嶼国が抱える環境問題についての学びを深めました。講師の三村専門家と小川専門家には、サモアから中継で登壇いただき、現地の人々の生活や、ごみ問題、気温・海水温の上昇と降雨量の変化がどのような影響を与えるのかなど、環境問題解決に向けたJICAの取り組みについて紹介してもらいました。他にも、再生可能エネルギーの取り組みについてもお話ししました。参加者は、「日本とサモアの家庭で一日一人当たりどのくらいのごみが出ているか?」などのクイズを通して、楽しみながら参加されていました。日本と大洋州の島々は海でつながったお隣同士。きれいな海と人々の生活を守るため、私たちができることを考える時間となりました。
講師より資料を共有いただきましたので、下記をご覧ください。

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「災害後の住まいを支援する-避難所用・紙の間仕切りシステムを中心として-」(7月16日)

坂茂建築設計/NPO法人ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク事務局長の原野氏に、日本や海外での災害後の住宅支援についてお話しいただきました。避難所でプライベートな空間がない中、布団を被って着替える様子などを見られ、現在の紙の間仕切りシステムができるまで、避難所に適するよう何度も改良を重ねられた経緯をお話しいただきました。参加者からは、「最近ニュースなどで目にする避難所に使用されていた間仕切りが、このような経緯で使用に至っていることを知り、興味深かった。試行錯誤を重ねてここまで作り上げてこられた熱意に感動しました」などと感想をいただきました。災害後の避難所で起こる問題についても考えるきっかけとなりました。

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【小学生とその保護者の方対象ワークショップ】「大エジプト博物館から学ぶ古代エジプト第3弾-ぬり絵で楽しむ古代エジプトの壁画-」(7月10日)

講師の西坂先生、河合先生、谷口先生から、大エジプト博物館やツタンカーメン、壁画に使われている色について、クイズも交えながらお話しいただきました。参加者の皆さんには、3300年前の「バブーン(マントヒヒ)」の壁画と、4300年前の「船」の壁画を、当時どんな色を使っていたのか考えてもらいながら、ぬり絵を楽しんでもらいました。また、「サルのとなりにある文字がどうやってサルの名前だとわかったのですか?」「なぜ王様の下にサルがいたのですか?」といった壁画についての質問もたくさん寄せられ、先生方が丁寧に解説してくれました。今回も古代エジプトの歴史を感じられる時間となりました。

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「防災がつなぐフィリピンと日本の教育現場-子どもの未来を守る仕組みづくりに向けて-」(7月9日)

【認定】特定非営利活動法人SEEDS Asia神戸本部 海外・国内事業統括の有馬氏に、2013年フィリピンを直撃した巨大台風ヨランダの被害を受け、SEEDS Asiaが2014年から実施しているJICA草の根技術協力事業である兵庫県教育委員会とフィリピン教育省との防災教育、学校防災管理の仕組みづくりについて、阪神・淡路大震災の教訓を振り返りながらお話しいただきました。参加者からは、「日本とフィリピンで活動される方々の防災教育にかける熱量が伝わる素晴らしい報告でした」、「防災で国際協力というイメージがなかったので、とても勉強になりました。特に兵庫県教育委員会・教員の方が震災時には大変な苦労をされながらその後の防災教育に熱心に取り組んでいらっしゃることに感動いたしました」などと感想をいただきました。日本の災害経験が世界で共有され、防災へ活かされていることを感じられる時間となりました。講師より資料を共有いただきましたので、下記をご覧ください。

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「難民支援セミナー第3弾 スポーツと開発と難民」(7月2日)

国連難民高等弁務官事務所<UNHCR>准渉外担当官 渉外局スポーツ渉外担当の青山氏、一般財団法人アフリカ野球・ソフト振興機構代表理事の友成氏に、スポーツを通した難民支援の可能性について語っていただきました。また、JICAにおける「スポーツと開発」への取り組みもご紹介しました。登壇者からは、今後も難民をサポートする輪が広がることを期待して、今夏開催の東京2020オリンピックに参加する難民選手団の応援をしてもらい、これをきっかけに難民の現状を知ってもらいたいと呼びかけられました。参加者からは、「スポーツが果たす役割の大きさが印象的でした。非常に面白かったです」、「現地での野球活動に感銘を受けました。言語や文化が違っても、スポーツによって構築される人間関係、信頼は、ひときわ大きいものだと改めて実感しました」などの感想が集まりました。

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「持続可能で健康的な食事を目指して-東京栄養サミットに向けた民間企業の取り組み-」(6月29日)

JICA人間開発部から、栄養の国際潮流「持続可能で健康的な食事」について紹介した後、二人の講師から民間企業での取り組みをお話しいただきました。前田氏(日本ハム株式会社)からは、ニッポンハムグループのビジョン2030に向けて「たんぱく質をもっと自由に。」をテーマに、たんぱく質の可能性を広げる企業としての活動を、宮本氏(食品産業中央協議会)からは、たんぱく質の摂取促進の取り組みや、テクノロジーの開発、日常で個人が出来るフードロスのための工夫などについてお話しいただきました。参加者からは、「栄養やフードロスについてもっと勉強したい」、「スーパーの賞味期限間近な商品の割引シールがあると買いづらいという消費者心理への改善として、シールが(フードロスを減らして)SDGsに貢献していることが分かるようにする、などのアイデアの話は大変興味深かった」などと感想をいただきました。12月開催予定の「東京栄養サミット」に向けて、栄養分野への注目が高まっていることが感じられました。

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【対象:小中学生】「児童労働について考えよう-学校へ通えない子ども達」(6月19日)

講師の認定NPO法人ACEの青井氏からは、クイズや映像を交えながら児童労働問題について紹介いただき、参加者のみなさんにも答えてもらいながら学んでいきました。もう一人の講師で、東京都内の小学6年生の優さんは、児童労働問題解決のために現状を伝えようと、得意なことを活かして取り組んできたことを紹介してくれました。行動を起こすきっかけや、夏休みの自由研究で調べたこと、学校での取り組みは、同世代の参加者も興味津々でした。優さんからは、「このイベントで気になったこと、調べてみたいと思ったことを家族や友達と話してみてください。そうすればアクションが広がると思いませんか?」という言葉がありました。参加者にとって、ジブンゴトとして考えるヒントになったようです。

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「世界へ広がる「恩送り」-募金を通して日本の遺児がアフリカの遺児を支える-」(6月16日)

自国の発展に貢献するリーダーを育てるため、アフリカの遺児を世界の大学に進学させるプロジェクト「アフリカ遺児高等教育支援100年構想」で、コートジボワールから日本の法政大学に進学を果たしたジョセフ氏と、「あしながウガンダ」現地代表の立岡氏から、アフリカ遺児支援活動についてお話しいただきました。ジョセフ氏からは、母国の現状と、プログラム参加の経緯、将来はマイクロファイナンスの会社を設立して、生活水準を向上させたいという夢を語っていただきました。

参加者からは、「アフリカの発展に貢献する人材を育てるだけでなく、日本とアフリカの懸け橋にもなるという点が印象に残りました。また、<恩送り>という言葉を繰り返されていた点も印象に残りました」などと感想をいただきました。

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「世界に広がり続ける、楽しく学ぶ防災教育の輪-イザ!カエルキャラバン!を事例に-」(6月9日)

NPO法人プラス・アーツの永田 宏和 理事長より、防災訓練「イザ!カエルキャラバン!」のコンセプトと、国内外の地域での取り組み事例についてご紹介いただきました。
永田氏が大切にされている、今ある何かを作り直す「+(プラス)クリエイティブ」の発想は、様々な制約の中で行動する時のヒントになりそうです。参加者からは、「世界各国に防災を楽しく学ぶ仕組みが根付き、さらに広がっていっている事に感動しました」などと感想をいただきました。プログラムの海外展開の秘訣や登壇者の素敵なお人柄などについてたくさんの質問やコメントが寄せられ、大盛況の90分でした。
講師より資料を共有いただきましたので、下記をご覧ください。

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【対象:高校生から大学生まで】集まれ!全国の高校・大学生!-JICA地球ひろばバーチャルツアー&ワークショップ-あなたなら、どうする?【モザンビークの事例からSDGsゴール4(識字教育)を考えよう】(5月22日)

地球ひろばバーチャルツアーでは、企画展「災害にもっと強い世界をめざして」をリモート案内で体験してもらい、チャット欄で災害に関するクイズにも答えてもらいました。識字教育についてのグループワークでは、「どの国や地域の大人が文字の読み書きができないでしょう?その理由は?」、「皆さんがその国の大統領ならどんな対策をして問題を解決しますか?」という問いに対して、各グループで活発な意見交換がなされました。参加者からは、「災害についてSDGsと関連させて考えたり、実際に青年海外協力隊に参加された方の話を聞くことができ、充実した時間でした」「参加者と一緒に意見交換をしたり、意見を聞くことで新たな気付きができたので様々な視点で教育問題への対策を考えることができました」などと感想をいただきました!

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ウクライナ:歴史、文化と伝統(5月18日)

駐日ウクライナ大使館のヴィオレッタ・ウドヴィク氏に、ウクライナの歴史を中心に、文化、ウクライナ語でのあいさつ、伝統、世界遺産、料理などについて、映像を交えてご紹介いただきました。美しい風景や色とりどりの民族衣装など、とても華やかでした。参加者からは、「終始楽しく参加させていただきました。日本とウクライナが武道で共通しているという点が印象的でした」「ウクライナに行ってみたくなりました」などと感想をいただきました。ウクライナの魅力を存分に感じられる時間となりました。

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オンライントークイベント「オーガニックコットンを通じて日本とインドをつなぐ-PEACE BY PEACE COTTONのこれまでとこれから-」(5月13日)

第一部は、一般財団法人PEACE BY PEACE COTTON代表理事 葛西龍也氏にご登壇いただき、PEACE BY PEACE COTTON PROJECT(以下、PBP)発足の経緯や取組みについて、お話いただきました。第二部では、PBPの活動の歩みを記した『セルフ・デベロップメント・ゴールズ-SDGs時代のしあわせコットン物語』の刊行にあたってコラムを寄せた事業関係者の方々によるトークセッションがありました。参加者からは、「本音トークがたいへん貴重でした」「とても分かりやすくお話が伺え、いろんな質問に対しても回答いただき、とても学びが多かった」などと感想をいただきました。

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五輪・パラリンピック応援企画「メキシコの事例に学ぶ障害者スポーツのあり方第2弾ガレアーノ洋子さん」(4月28日)

JICA海外協力隊の障害児・者支援隊員として2018年10月からメキシコに赴任していたガレアーノ洋子氏にご登壇いただき、笑顔溢れるAPAC(脳性麻痺児・者、その他の障害児・者を対象に設立された施設)に所属される方々との写真を交え、協力隊での経験を中心にお話いただきました。
グループディスカッションでは「人は皆それぞれ違った表現方法がある」「個性に合わせた教育が必要」など、障害者やインクルーシブという言葉に対するイメージやあり方について、活発な意見交換がなされた貴重な時間となりました。参加者からは、「子どもたちの明るい笑顔の写真の数々が印象的でした。またガレアーノさんがこれまで自分に正直に真っ直ぐに一生懸命に生きてきた軌跡を垣間見せていただいたような気がしました」などの感想をいただきました。

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【月間特集】海外そして日本におけるシェアの取り組み-だれもが保健医療にアクセス出来る、すべての人が健康でいられる社会を目指して-(4月24日)

3名の講師から、カンボジアの子どもの栄養改善プロジェクトや、医療アクセスが難しい東ティモールの島での取り組み、日本における外国人母子が安心して医療サービスが受けられる仕組み作りなどについてご紹介いただきました。参加者からは、「保健医療を様々な国の視点で見ることができたのがよかった」などと感想をいただき、各国での健康状態の改善や保健医療へのアクセス向上のためのシェアの活動について理解を深める機会となりました。
講師より資料を共有いただきましたので、下記をご覧ください。

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【対象:小学5年生から中学3年生までワークショップ】あなたにとって大切な「モノ」とは?-協力隊の生活と活動から学ぶ「モノ」への考え方-(4月24日)

エチオピアで活動したJICA海外協力隊員が、現地で出会った「絵を描く男性の暮らし」から、身の回りにある「モノ」をテーマに「世界の人たちとの考え方の違い」について理解を深めました。ワークでは、参加者の小・中学生の「大切なモノ」を発表し合い、どうしてそれが大切なのかの想いを伝えあうことで、誰もが同じようにその「モノ」を見ているのではないことを実感する時間となりました。参加者からは、「他の国へ行くと、日本とは違うところがたくさんあり、いろいろな気付きがあるのだと思った」などの感想をいただきました。

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【対象:小学5年生から中学3年生まで】集まれ!全国の小・中学生!-JICA地球ひろばバーチャルツアー&JICA海外協力隊の体験談-(4月24日)

企画展「災害にもっと強い世界をめざして」のバーチャルツアーでは、日本と開発途上国を繋いだ防災の取り組みや、様々な展示物を紹介し、参加者のみなさんにもロープワーク実践や、自然災害と防災についてのクイズに答えていただきました。JICA海外協力隊のザンビアとケニアの体験談では、日本の学校との違いや、自然や生き物を守る活動の大切さについて考えてもらいました。参加者からは、「海外協力隊の皆さんから具体的な活動を聞けたこと、現地の問題について知れたことはとても良かった」などの感想をいただきました。

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展示・イベント情報