【終了】JICA緒方貞子平和開発研究所ナレッジフォーラム(第11回)「アジアからアフリカに広がる日本の稲作技術」
掲載日:2022.03.22
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JICA緒方研究所について
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1990年代後半以降、アフリカでは所得水準の向上や都市人口の増加を背景にしてコメの消費が増大しており、アジアからのコメの輸入が増加し続けています。このような状況のもと、2008年の第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)でJICAは「アフリカの緑の革命のための同盟(AGRA)」と共同で「アフリカ稲作振興のための共同体(CARD)」を立ち上げました。その結果、サブサハラアフリカにおけるコメの生産量は10年で倍増しました。しかしながら、コメの生産は今もなお伸び続けるコメの需要に追い付けていません。2019年にはCARDフェーズ2が新たに発足し、2030年を目標としたコメ生産の倍増に向けた努力が続けられています。
他方で、1950~60年代に現在のアフリカと同様の食料問題に直面したアジアでは、高収量品種の導入による「緑の革命」が起こり、1970年~80年代にかけてコメや小麦の生産性(単収)が劇的に増大し、食糧問題は解決されました。他方で、アフリカではコメの生産量は増えていますが、それは生産面積の拡大によるものであり、生産性(単収)の伸びは緩慢です。それでは、なぜアフリカでは稲作の「緑の革命」が起きていないのでしょうか?
本ナレッジフォーラムでは、アジア・アフリカの農業をはじめとする開発課題について長年研究を続けてこられた神戸大学の大塚啓二郎教授に、日本からアジアへの稲作技術の拡大の歴史や、アフリカにおける稲作の「緑の革命」について講演をいただきます。アフリカにおいて稲作の「緑の革命」を起こすためには何が重要なのか、JICAは何をすべきなのか、という大きな問いについて、大塚教授を交えて議論を深めます。
なお、大塚教授は1月の講書始の儀で、このフォーラムと同じタイトルでご進講されています。
16:30-16:35
開会のあいさつ、趣旨説明
牧野耕司 JICA緒方研究所 副所長
16:35-17:05
基調講演「アジアからアフリカに広がる日本の稲作技術」
大塚啓二郎 神戸大学社会システムイノベーションセンター特命教授
17:05-17:25
トークセッション
パネリスト:
大塚啓二郎 神戸大学社会システムイノベーションセンター特命教授
菊池眞夫 千葉大学名誉教授
坪井達史 JICA稲作上級技術アドバイザー
藤家斉 JICA緒方研究所 上席研究員(モデレーター)
17:25-17:40
質疑応答
17:40-17:45
閉会のあいさつ
天目石慎二郎 JICA経済開発部 次長(農業・農村開発第二グループ担当)
JICA緒方貞子平和開発研究所(担当:荒井・梶野)
メール:ditas-rsunit@jica.go.jp
このイベントは終了いたしました。
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