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日独ヤングリーダーズ・フォーラム2017でSDGsへの取り組みを発表—北野所長

2017年9月5日

JICA研究所の北野尚宏所長が、2017年8月25日、日独ヤングリーダーズ・フォーラム2017でのシンポジウムに登壇しました。

同フォーラムは、日本とドイツの若手リーダーの交流を目的にベルリン日独センターが2006年から実施しており、2017年は「持続可能な開発(SDGs)」をテーマに8月18~27日まで東京で開催されたものです。8月25日、同センターとアジア開発銀行研究所(ADBI)が「アジェンダ2030の実施:金融、経済、政治における課題」をテーマに公開シンポジウムを共催しました。3つのセッションのうち、北野所長はセッション1「SDGsへのファイナンスに関する諸側面」に、ADBIのスーリオ・アリアント・ヌグローホリサーチ・アソシエイトと共に登壇しました。

SDGsへの取り組みについての北野所長の発表に多くの参加者が耳を傾けた

「SDGs達成に向けた東アジアの開発ファイナンス」と題してプレゼンテーションを行った北野所長は、SDGsに対して不足している投資ギャップを指摘したほか、韓国や中国の対外援助の動向やSDGsのゴールをどう国内の政策に反映させているかなどについて紹介。さらに、日本政府によるSDGs実施指針や、SDGs達成に向けたJICAの取り組み方針について説明しました。

JICAがSDGs達成に向けて取り組んでいる具体例として、「すべての人に健康と福祉を」(ゴール3)に対してはビル&メリンダ・ゲイツ財団とのパートナーシップによるパキスタンでのポリオ撲滅キャンペーン、「働きがいも経済成長も」(ゴール8)に対してはケニアのモンバサ港を国際的な玄関として東アフリカの国々をつなぐ北部経済回廊マスタープランの策定、「産業と技術革新の基礎をつくろう」(ゴール9)に対しては質の高いインフラとしてのインドのデリーメトロ建設支援などを紹介しました。発表後には参加者から質問が挙がり、意見交換を行いました。

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