書籍シリーズ「日本の開発協力史を問いなおす」第5巻『インフラ協力の歩み—自助努力支援というメッセージ』発刊

2021.06.01

JICA緒方貞子平和開発研究所の研究プロジェクト「日本の開発協力の歴史」では、その研究成果を全7巻の書籍シリーズ「日本の開発協力史を問いなおす」にまとめています。2021年3月、その第5巻『インフラ協力の歩み—自助努力支援というメッセージ』(山田順一著)が発刊されました。

この書籍シリーズは、開発協力を第二次世界大戦後の日本における国際関係構築の数少ない積極的手段と位置付け、その実態を多角的視点から明らかにするものです。日本の開発協力の対象となった国や人々の声を聞くとはどういったことなのか、日本側の政治的過程や思想の移り変わりはどういったものだったのか、国際協力を歴史的に評価する視座を持ちながら、開発途上国に向けられてきた近代日本の顔に迫り、これまで語られてこなかったアジア・世界の中の日本近現代の歩みをひもといていきます。

第5巻『インフラ協力の歩み—自助努力支援というメッセージ』では、戦後賠償・準賠償の時代から現在に至るまで、日本によるODAの中心を占めてきたアジアでの社会経済基盤(インフラストラクチャー)開発支援に焦点を当て、その思想と通史を振り返り、欧米や新興ドナーの動きとも比較しながら、今、日本の援助が光る条件を考察しています。

同書は以下リンクからご購入できますので、ぜひご覧ください。

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