2014年9月18日
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北野副所長の講演の様子 |
DIEは、今年創立50周年を迎える国際開発研究のシンクタンクです。DIEはドイツ国際協力公社(GIZ)と新興国の研究者、政府機関職員を対象とした研究プログラム「Managing Global Governance(MGG) 」を毎年実施しており、今回の公開セミナーはこのプログラムの一環として開催されました。セミナーは「援助を越えて— 開発協力のありかたを考える(”Beyond Aid” and the future of development cooperation )」と題し、貧困削減を目的とした先進国から発展途上国への資源分配を主とする伝統的な援助モデルでは解決できない課題、すなわち気候変動や格差、安全保障の問題なども視野に入れた今後の開発協力のあり方について議論することを目的として行われました。
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下村恭民名誉教授の講演の様子 |
北野副所長は翌日、MGGプログラムの新興国をテーマとしたセミナーで「Introduction of JICA’s activities: focusing on research」と題して講演し、ゲイツ財団と連携し債務返済に革新的な手法を用いたパキスタンでのポリオ撲滅プログラムなど、JICAの先進的な協力事例と研究所の活動を紹介し、あわせて新興国研究の成果として発刊された研究所ワーキングペーパー「中国の対外援助推計」について紹介しました。
JICA研究所とDIEは2011年に合同で開催した「一般財政支援ワークショップ」を契機に、研究員間の人事交流や、「援助の氾濫」をテーマとしたワークショップの開催(2014年2月)などの連携を進めてきました。JICA研究所は、共通する研究分野を念頭に、今後も同研究所との連携を深めていく予定です。
日時 | 2014年9月 1日(月) ~ 2014年9月 3日(水) |
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場所 | ドイツ、ボン |
開催情報
開催日時 | 2014年9月 1日(月)~2014年9月 3日(水) |
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開催場所 | ドイツ、ボン |