Harnessing the Data Revolution to Achieve the Sustainable Development Goals: Enabling Frogs to Leap

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近年の情報通信技術(ICT)の発展とともに、私たちが活用できるデータは質・量ともに拡大しています。この変化は「データ革命」と呼ばれるほどであり、これにより、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、政府、企業、研究者、市民がさまざまなアクションを起こすと考えられています。

多様な課題に直面している開発途上国がデータ革命の恩恵を受けるためには、何が必要なのでしょうか?

本報告書では、途上国におけるデータ活用による「リープフロッグ(飛躍的発展)」に注目し、途上国が世界的なデータ革命の進展を追い風に、過去に先進国が歩んできたものとは異なる発展の道筋をたどる可能性を検討しています。途上国でデータ革命を推し進める過程で直面する課題とチャンスについて、ラオスとミャンマーを事例に挙げながら分析しています。

途上国がリープフロッグを実現させるためには、データの大小にかかわらず、収集した正確なデータを理解・分析し、活用する技術的な能力はもちろん、実現するための政治的意志や実行するための組織を構築することが必要です。そして、途上国の国々の政策を支援しながら開発を推進するという国際社会が果たす役割の重要性についても同報告書は提言しています。

連携案件(他機関との共同研究)
著者
Erol Yayboke、 Erin Nealer、 Charles Rice
発行年月
2017年9月
言語
英語
ページ
78ページ
関連地域
  • #アジア
開発課題
  • #情報通信技術
  • #貧困層支援・格差是正
研究プロジェクト