終了プロジェクト

JICA環境社会配慮(計画段階)の質の向上

JICAは2004年に環境社会配慮ガイドラインを導入し、10年以上の経験を積み重ねてきました。質の高い成長や質の高いインフラが国際社会で議論されていますが、環境社会配慮の質の高さはそれらを構成する主要な要素の一つです。本研究の目的は、環境社会配慮報告書の質を高める方法の提案です。今までにJICAが作成した報告書の質を評価・分析し、質に大きな影響を与える要因を特定し複数の要因が質に影響を与える因果関係を明らかにします。また、事例研究を行い要因と因果関係の実際を検証します。これらの結果を踏まえて、報告書の質を向上させるための具体的な技術指針を示すこととしています。研究成果は、JICA環境社会配慮報告書の質の向上に加えて、途上国の環境アセスメント報告書の質の向上にも有効であることが期待されます。

研究領域
地球環境
研究期間
2015年07月02日 から 2020年03月31日
主査
上條 哲也

研究成果(出版物)