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南アフリカにおける障害者の貧困と雇用に関する実証研究

近年障害者の貧困は人権問題のみならず、開発課題の一つであるとの認識が広がっている。しかし、障害者の実態を把握するための統計の整備が課題の一つとして指摘されており、データに基づく定量的なエビデンスの蓄積が乏しい状況にある。本研究では、障害者に関するデータが整備されている南アフリカを対象に、公開されているデータを利用して障害者の貧困および雇用に関して実証分析を行う。本研究は、障害者の貧困状況や雇用に係る課題を定量的に示すことで、南アフリカにおける障害問題への意識をさらに高め、障害包摂的な開発政策の策定や政策実施面での強化に貢献することを目指しました。