終了プロジェクト

青年海外協力隊の学際的研究

JOCV事業は、1965年の発足以来、2012年2月末までに36,000人以上の隊員を海外へ派遣してきました。この事業は、日本人青年の参加という側面と、草の根レベルの貢献という側面があり、多面的な性格を持っています。この多面性ゆえに、同事業を一つの尺度で評価し、理解することは、難しいと同時に適切でもありません。この観点からJICA研究所では、経済学、社会学、心理学、人類学、政治学など様々な学問から、JOCV事業の分析に取り組みました。この学際的アプローチによって、JOCVの国際的、社会的、歴史的な役割や意義を捉えると同時に、日本人の国際貢献のあり方を理解しようとしました。また、政策的な含意を導き出し、効果的なボランティア活動、グローバル人材の育成、日本社会への還元などの課題にも応えようとしました。

研究領域
開発協力戦略
研究期間
2011年12月01日 から 2016年03月31日
主査
岡部 恭宜
JICA緒方研究所所属の研究者
大貫 真友子

研究成果(出版物)