プロジェクト・ヒストリー『ペルーでの愉快な、でも少し壮絶なスポーツ協力 国際協力をスポーツで』出版記念セミナー

掲載日:2023.10.12

セミナー |

プロジェクト・ヒストリー『ペルーでの愉快な、でも少し壮絶なスポーツ協力 国際協力をスポーツで』出版記念セミナー

セミナー概要

JICA緒方貞子平和開発研究所では、これまで行ってきたJICAの事業を振り返り、その軌跡と成果を分析してまとめた書籍「プロジェクト・ヒストリー」シリーズ を刊行しています。本シリーズの第36弾として、『ペルーでの愉快な、でも少し壮絶なスポーツ協力 国際協力をスポーツで』 を刊行しました。

「失われた80年代」とも称されるように、1980年代は累積債務問題を抱えた中南米諸国にとって経済低迷の時代でした。ペルーではハイパーインフレーションが発生した結果、貧富の格差は拡大、人々の間に不和をもたらし、青少年が犯罪や事故に巻き込まれる例は枚挙に暇がない状況でした。本書の著者である綿谷章氏は、そんなペルーで陸上指導を通じ、青少年に夢を追いかけ、自分の手でつかむことの素晴らしさを教えてきました。

本書の中で綿谷氏は、この10年間の活動を「疑問」「苦悩」「葛藤」「貧困」「挑戦」「創造」と振り返ります。時に裏切られ、時に職を失い、それでも教え子を愛し、ペルーを愛する理由は何だったのでしょうか。

本セミナーでは、スポーツ協力のこれまでの歩みを書籍紹介を通じて振り返るとともに、スポーツ協力やボランティア教育の可能性について議論します。みなさまのご参加をお待ちしています。

プログラム

【第一部 開会のあいさつ・書籍紹介】
15:00-15:05 開会のあいさつ
宮原千絵(JICA緒方平和開発研究所 副所長)

15:05-15:20 書籍紹介 
綿谷章

【第二部 パネルディスカッション・座談会】
15:20-15:35 
「ボランティアが何をもたらしたか」
大貫真友子(早稲田大学助教)

15:35-15:45 
「JICAからみたスポーツと開発」
勝又晋(JICA青年海外協力隊事務局専任参事)

15:40-16:15
座談会「これからの開発とスポーツ」
モデレーター:吉田憲(九州大学特任教授/一般社団法人 ラテンアメリカ協会 常務理事)

16:15-16:30
意見交換と質疑応答

参加申し込み

以下のリンクからお申し込みください。
※お申込みは2023年10月26日12:00(正午)で締め切らせていただきます。

お問い合わせ

JICA緒方貞子平和開発研究所 担当者:符
Eメール:ditas-rsunit@jica.go.jp