プロジェクト・ヒストリー『みんなでつなぐ子どもの未来―アフリカ「みんなの学校プロジェクト」の進化と広がり』出版記念セミナー
掲載日:2026.04.30
セミナー |
JICA緒方研究所について
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JICA緒方貞子平和開発研究所では、これまで行ってきたJICAの事業を振り返り、その軌跡と成果を分析してまとめた書籍「プロジェクト・ヒストリー 」シリーズを刊行しています。本シリーズの第43弾として、『みんなでつなぐ子どもの未来―アフリカ「みんなの学校プロジェクト」の進化と広がり 』 を刊行します。
アフリカ諸国の80%以上の生徒が、読み書き・計算能力を習得できず、学校を去る──これが、アフリカが直面する現実です。この「学習の危機」の克服に向けて、日本の国際協力は、どう貢献できるのか?その問いに対する実践的な答えの一つこそ、JICAが2004年に西アフリカのニジェールで立ち上げた「みんなの学校プロジェクト」です。
この取り組みは、単なる学校建設や教材配布という支援ではなく、教員、保護者、地域住民、行政が協力して学校を運営し、仮設教室の建設、教室や椅子などの修繕、就学促進のための啓発活動など、子どもたちの学びを自ら支える仕組みづくりから始まりました。そして、住民や教員が主体となって教育の“質”の改善に取り組み始め、補習や夜間学習の実施などを通して、子どもたちの学力は改善していきました。
本書では、住民主体の教育改善というコンセプトがどのように生まれ、どのように具現化されていったのか、ニジェールでの「みんなの学校」プロジェクト誕生の背景から、地域住民と取り組んだ学力改善モデルの開発と普及について紹介しています。そして現在、同プロジェクトは、セネガル、マリ、ブルキナファソ、コートジボワール、マダガスカル、ガーナ、ジブチ、エチオピア、マラウイ、ベナンの11ヵ国75,000校にまで拡大しています。歴史や文化、政治情勢、教育環境が異なる国でどのように取り組みを進めたのか、セネガル、マリ、マラウイで活動したJICA専門家の視点から、クーデターに翻弄された緊迫した現地での様子、同志となったカウンターパートとのやりとり、国際協力への想いなども含め、臨場感あふれるストーリーが描かれています。
今回の出版記念セミナーでは、本プロジェクトに携わった関係者などに登壇いただき、これまでの歩みと成果を振り返るとともに、まだ解決には遠い「学習の危機」にどのように挑んでいくのか、今後の展望などについて議論します。
第一部 開会あいさつ・書籍概要紹介
時間 プログラム 登壇者
16:00-16:05 開会あいさつ 亀井 温子
:JICA緒方貞子平和開発研究所 副所長
16:05-16:15 書籍概要紹介 原 雅裕:「みんなの学校プロジェクト」総括アドバイザー
第二部 ディスカッション
16:15-17:05 ディスカッション・セッション
モデレーター
國枝 信宏:JICA人間開発部 国際協力専門員
パネリスト
原 雅裕:「みんなの学校プロジェクト」総括アドバイザー
西村 幹子:国際基督教大学 教養学部 アーツ・サイエンス 教授/本学教育研究所所長
稲田 恒久:豊橋市立牟呂中学校 校長
丸山 隆央
: JICA 人間開発部 基礎教育第一チーム課長 / JICA緒方研究所 主任研究員
17:05-17:25 質疑応答
17:25-17:30 閉会のあいさつ 森下拓道:JICA人間開発部 部長
以下のリンクからお申し込みください。
※お申込みは2026年5月28日12:00(正午)で締め切らせていただきます。
※手話通訳、PC文字通訳、事前のテキストデータ提供等の対応をいたしますので、お名前、ご所属先をご記載の上、希望される対応を5月14日(木)までに下記メールアドレスにご連絡ください。
dritrp@jica.go.jp
JICA緒方貞子平和開発研究所 企画課(担当:高谷/神谷)
メール:dritrp@jica.go.jp