プロジェクト・ヒストリー『アフリカを緑に―ケニアと日本の森づくり40年の軌跡 半乾燥地での社会林業プロジェクト』出版記念セミナー
掲載日:2026.06.04
セミナー |
JICA緒方研究所について
JICA緒方研究所について
JICA緒方貞子平和開発研究所では、これまで行ってきたJICAの事業を振り返り、その軌跡と成果を分析してまとめた書籍「プロジェクト・ヒストリー 」シリーズを刊行しています。このたび、本シリーズの第44弾として、『アフリカを緑に―ケニアと日本の森づくり40年の軌跡 半乾燥地での社会林業プロジェクト』 を刊行しました。
森林は、アフリカの多くの人々の暮らしを支える重要な基盤の一つです。薪や炭は日々のエネルギーとなり、果樹や薬用植物は食料や健康を支え、木材は住居や生活の糧となります。そして干ばつや災害などの危機に直面した際には、人々を支える最後のセーフティネットとしての役割も果たしています。
しかし1970年代以降のアフリカでは、人口増加や農地開発、薪炭材の過剰利用などにより森林減少が進み、砂漠化や土地劣化が深刻な問題となりました。こうした状況を受け、日本は1985年、ケニアで日本にとってアフリカ初となる「緑の国際協力」を開始します。国土の大部分が乾燥・半乾燥地で占められる厳しい自然条件の中で、日本とケニアは単なる植林事業ではなく、「社会林業」という新たな挑戦に取り組みます。森づくりは環境保全だけでなく、生計向上や地域づくりにもつながる取組へと発展していったのです。一方で、乾燥地に適した樹木を育てる技術開発も進められました。その象徴が、ケニア原産の郷土樹種「メリア」です。成長が早く乾燥に強い一方で、発芽や育苗が難しく、改良や普及には長い年月が必要でした。
こうした40年にわたる協力は、単なる技術協力ではありませんでした。そこには人材育成があり、組織や政策づくりがあり、国境を越えた信頼関係がありました。本書は、日本とケニアが40年にわたり共に歩んできた森林・林業協力の軌跡をたどりながら、社会林業から気候変動対策、さらにはアフリカ全体へと広がる「緑の国際協力」の可能性を描いています。
今回の出版記念セミナーでは、「緑の国際協力」の40年を本書にまとめた著者や関係者などに登壇いただき、これまでの歩みと成果を振り返るとともに、今後の展望などについて議論します。
16:00-16:05 開会あいさつ 亀井 温子
:JICA緒方貞子平和開発研究所 副所長
16:05-16:15 書籍概要紹介 清水 正:㈱タック・インターナショナル主任調査員
16:15-17:05 ディスカッション・セッション
モデレーター
三次啓都:前JICA国際協力専門員
パネリスト
清水 正:㈱タック・インターナショナル主任調査員
飯山みゆき:国際農林水産業研究センター(JIRCAS) 戦略統括室長
本庄 由紀:元JICA長期専門家(著者)
大仲幸作:JICA地球環境部 国際協力専門員
17:05-17:25 質疑応答
17:25-17:30 閉会のあいさつ
以下のリンクからお申し込みください。
※お申込みは2026年6月25日12:00(正午)で締め切らせていただきます。
※手話通訳、PC文字通訳、事前のテキストデータ提供等の対応をいたしますので、お名前、ご所属先をご記載の上、希望される対応を6月11日(木)までに下記メールアドレスにご連絡ください。
dritrp@jica.go.jp
JICA緒方貞子平和開発研究所 企画課(担当:高谷/神谷)
メール:dritrp@jica.go.jp