Localization and its impact on achieving SDGs and transitioning to post-SDGs in Indonesia
JICA緒方研究所について
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持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)の目標年である2030年が近づいているにもかかわらず、特に開発途上国では目標達成が依然として遅れています。SDGsの達成を促進する一つの方法として、SDGのローカリゼーション(地域化)が挙げられます。本研究では、インドネシアの州レベルにおける優先指標を検討しました。スピアマン相関分析とネットワーク分析を活用することで、SDGs指標間の正の相互作用(シナジー)や負の相互作用(トレードオフ)を検出し、次数中心性により優先順位を決定することが可能となりました。本研究では、12の優先指標を特定しましたが、そのうち7つはローカライズされた指標であり、大部分はSDG 4(質の高い教育:4指標)、SDG 3(健康と福祉:2指標)、SDG 8(働きがいも経済成長も:1指標)に分類されました。これらの結果は、ローカライズされた指標がSDGs達成および2030年以降の持続可能な開発アジェンダの計画において重要な役割を果たすことを示しています。
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