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実施中プロジェクト

オルタナティブ・データを活用したカンボジアの公式統計の高度化に関する研究:携帯通信データの観光統計への応用

本研究プロジェクトは、カンボジアにおいて携帯電話データ(Mobile Network Operator:MNOデータ)を活用し、観光統計の高度化と観光需要の迅速な把握を実現することを目的としています。

近年、さまざまな国で、携帯電話の位置情報やローミング情報などのオルタナティブ・データを活用し、観光統計や国際収支統計の高度化を図る取り組みが進められています。一方で、携帯電話データから観光客を適切に特定・推計するための方法や、携帯電話データと旅行者調査などの既存統計を組み合わせて推計精度を向上させる手法については、十分な検証が行われていません。

本研究プロジェクトでは、カンボジアの携帯電話事業者が保有する位置情報・ローミング情報と、空港・陸路国境における旅行者調査を組み合わせることで、旅行者数、宿泊数、滞在先分布、旅行支出などを推計する手法を開発し、カンボジア国立銀行(National Bank of Cambodia: NBC)による観光統計や国際収支統計の改善に貢献することを目的としています。また、携帯電話データから得られる詳細な移動情報を用いて、観光客の属性別の行動パターンや消費動向が地域経済に与える影響を分析するとともに、観光需要の変動に伴う国内労働移動の実態を明らかにします。さらに、国境情勢の変化など外的ショックによる観光産業への影響と、それによる地域経済の脆弱性と回復力についても検証します。

研究領域
経済成長と貧困削減
研究期間
2026年10月05日 から 2028年09月30日
主査
桂井 太郎、 相場 大樹
関連地域
  • #アジア
開発課題
  • #政治・ガバナンス
  • #経済政策
  • #民間セクター開発