関西から飛び立ち、途上国で頑張る!派遣中の協力隊を紹介します-Part5-【兵庫県】

スタッフより一言:
山﨑悠介さんは2019年12月にドミニカ共和国へ赴任され、コミュニティ開発の隊員として、ラジオ局で活動されていましたが、2020年3月に新型コロナウイルス感染症の感染拡大により一時帰国されました。待機期間中は国内でも積極的に活動され、JICA関西にも2回訪問していただきました。2021年3月にドミニカ共和国へ再派遣され、2021年12月まで活動予定です。

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山﨑さん:写真左

氏名:山﨑 悠介
出身地:兵庫県
隊次:2019年2次隊
職種:コミュニティ開発
野球をきっかけにドミニカ共和国に興味を持ち、現地を自分の目でみてみたくて応募しました。

こんにちは、2019年度2次隊の山﨑悠介と申します。日本では新型コロナウイルス拡大後はテレワークが急速に普及し、2019年以前に見られた通勤時の苦労さは前程感じない方もいらっしゃるかと思いますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?電車やバスに気兼ね無く乗れる日々が戻ってくる事を願っております。

さて今回は、ドミニカ共和国首都圏の公共交通機関についてお話しさせて頂きます。市民が利用する主な交通機関には、1)OMSA(オムサ)と呼ばれる大型連節バス、2)グアグアと呼ばれる乗合マイクロバス、3)2009年に開業したサントドミンゴ地下鉄、4)カロ・プブリコと呼ばれる乗合タクシーの4種類があります。1)OMSAと3)サントドミンゴ地下鉄は指定の駅で乗り降りしますが、2)グアグアと4)カロ・プブリコは道路上で運転手に向かって手を挙げてから乗るという日本のタクシーに近い乗り方をします。
特に市民が最も利用する2)のグアグアに関しては、車内は常に缶詰状態。エアコンも効いていない事もあり非常に蒸し暑く快適とは程遠いですが、乗り合わせた他のお客さんと仲良くなって談笑したり、日本で電車やバスに乗った時に感じる無言の圧力は感じません(笑)。こういった車内の気さくな雰囲気と陽気な国民性がドミニカ人に愛される理由の一つかもしれません。
時刻表も厳格に定められたバス停も無く、日本人には“いい加減”とさえ映るこの国のシステムですが、その一方で日本ではその正確なシステムを支える影で、ドミニカ共和国で感じる様な気さくな雰囲気が犠牲になっているのかもしれないと、グアグアに乗りながらふとそんな事を思っておりました。
(注)現在はJICAの安全管理上の理由から公共交通機関への乗車は制限されています。)

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グアグアの全景。外国から輸入した中古のマイクロバスを使用する事が多い

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