【所長のつぶやき】Ver.14未来に向けて 出前講座 ~荒川区との連携協定に思う~

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2023年5月18日

荒川区教育委員会と 国際協力出前講座の覚書を結びました!

荒川区教育委員会と、荒川区立の全小・中学校にJICA海外協力隊経験者等を講師紹介する、国際協力出前講座を本年度も引き続き実施することに合意し、2023年5月8日(月)に『夢や希望を語り合う・ようこそ海外協力隊』に係る覚書締結式を実施しました。

【締結式の様子】
左:高梨博和・荒川区教育長、右:田中泉JICA東京所長

開発途上国の国づくり・人づくりに貢献した海外協力隊経験者の現地での体験談を聞くことなどを通して、子ども達の好奇心・想像力を喚起し、将来に向けて「夢」や「希望」をもって人生を切り開いていく力を養うことを目的としています。2006年6月に最初の覚書締結を行って以来、協力隊経験者中心にのべ1,141名の出前講師を紹介し、のべ45,508人の児童生徒に異文化理解や国際協力活動を学ぶ機会を提供してきました。
最初の覚書締結以来すでに18年を経ています。最初に出前講座を聞いた児童・生徒さんもすでに成人しています。出前講座の思い出が根付き、荒川区で暮らす皆さんに共通の体験として出前講座で世界や日本の課題を考え、国際協力を考えたことがしっかり根を下ろせばと願っています。

荒川区教育委員会、JICA東京の出席者と

高梨教育長からは、「コロナの影響で、児童・生徒たちが『実体験』をする機会が減っている。協力隊経験者の現地での実体験から学ぶものは、教科書の学びだけでは得難いものであり、児童・生徒だけでなく、教師にとっても、よい機会となっているので、これからも協力隊での経験を語り継いでいってほしい。」とのお言葉をいただきました。
出前講座の講師には、世界中で活動してきた海外協力隊経験者等が多く登録されています。「この地域に行った人の話が聞きたい」「こんな分野で活動していた人の話が聞きたい」等のリクエストもお受けすることができるので、皆さまの身近な場面でもぜひ出前講座を開いてみませんか?

研修員・留学生の学校訪問で国際交流体験をしよう!

【画像】JICA研修員・留学生が日本の高校や小中学校を訪問し交流をおこなうこともあります。
海外協力隊経験者や世界中のJICA研修員・留学生から世界の話を聞き、また一緒に世界の課題、日本の課題を考える機会はきっと思い出深く、人生の素晴らしい機会になると思います。日本中のたくさんの人たちがそんな時間を持てたらと願っています。

地域の活動を応援します!!

JICA東京では引き続き地域の様々な活動を応援していきます!JICA東京は未来への「挑戦」を全力で行っていきます。
未来に希望の光を灯していきましょう。