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ルワンダ国

※本頁は民間連携事業にご関心ある企業様向けのページです。

事務所メッセージ

アフリカ進出の足掛かりは「ルワンダ」から!

ルワンダは、アフリカ東部に位置する四国の1.5倍ほどの内陸国で、北はウガンダ、東はタンザニア、南はブルンジ、西はコンゴ民主共和国と国境を接します。首都キガリは東アフリカの中心地となりつつあり、多くの国際会議が開催されています。ルワンダは、30年前のジェノサイド(大虐殺)で国民の2割が犠牲となったと言われていますが、近年はアフリカ市場へのビジネスの足掛かりとして注目されており、アフリカの奇跡と呼ばれるほどの復興と成長を遂げています。

継続的な高成長と安定した社会 :ルワンダは「千の丘」と呼ばれ、丘陵地が広がる緑豊かな土地で、年間を通して気候もとても穏やかです。 ルワンダ政府は、新型コロナの時期にもプラスの高成長を維持し、2024年に新たに発表された国家戦略計画(Second National Strategy for Transformation)では2023年から2029年までの5年間で年率9.3%の経済成長を計画しており、2035年までに高中所得国、そして、2050年までに高所得国の仲間入りを目指しています。また、ルワンダの治安は大変良く、政治的安定性も高いことで知られ、アフリカのシンガポールとも言われています。

広域市場へのアプローチ :ルワンダの人口は2023年に1,400万人を超え、隣国のケニアやタンザニアを含む東アフリカ共同体加盟国(EAC)は2024年に5億人の巨大市場になる見込みです。ルワンダから欧州や中東へのダイレクト便が毎日のように飛んでおり、アフリカ市場はもとより、世界市場にもアクセスできます。

良好なビジネス環境 :2024年10月に世界銀行が発表した「ビジネス環境(BUSINESS READY)」の、世界50か国の国と地域を対象とした調査で、ルワンダは「業務効率」で50か国中3位にランクインし、高評価を受けました(1位はシンガポール)。ルワンダ政府は民間投資を強力に後押しする政策を整え、国内外の民間企業が同国の経済成長に貢献することを勧めています。アフリカによくある汚職もルワンダには無く、投資家向けの情報やガイダンスを提供するワンストップセンターが設置され、法人登記はオンラインを通して迅速に行えること等、良好なビジネス環境を実現しています。

実証(Proof of Concept : PoC)の場 :ルワンダ政府はPoCを提供する政策を推進し、外国投資を呼び込んでいます。輸血用血液をドローンで運ぶZiplineは、この地でPoCを行い国内全域で事業を展開、現在はガーナや日本にまで事業を拡げており、PoCとしてルワンダを活用した代表事例としてあげられます。

特に期待される分野 :農業、食品加工などの製造業ICT、新たな輸出産品の開発、水資源などのインフラ等、にビジネスチャンス機会があり、特に、ルワンダ政府が推進するICT立国、グリーン成長に関するビジネスが活発です。Volkswagen(EV自動車)、Ampersand(EVバイク)、BasiGO(EVバス)といったeモビリティ企業が市場に参入してきています。これは、デジタルインフラの提供を通してキガリを環境に優しい都市生活モデルにするSmart Kigali構想に貢献しています。

ルワンダに進出している日系企業はまだ少ないですが、日本の製品や技術は、ルワンダの社会課題の解決に貢献し、ルワンダの経済成長に寄与することが大いに期待されています。

ルワンダの有利なビジネス環境を活かし、ルワンダをアフリカ進出の足掛かりとしてぜひ考えてみてください。

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