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- モンゴル ― 注目分野(教育分野)
(最終更新:2026年7月)
全体像
モンゴル政府は、長期開発計画 「Vision 2050」 および 「2026–2030年 国家開発基本方針(5か年計画)」 において、人的資本の高度化と産業多角化を支える教育改革を国家戦略の中核に位置付けています。特に、STEM(Science, Technology, Engineering, Mathematics)・デジタル分野を中心とした人材育成、教育の質と公平性の向上、労働市場との接続強化が重点課題とされています。実態としては、基礎教育へのアクセスは改善しているものの、学習到達度(読解力・計算力)の低さや、都市部と地方部、障害児・遊牧民世帯間の教育格差が依然として顕在化しており、また、高等教育・職業教育分野では、修了者のスキルが産業界のニーズに十分対応していないことが、産業多角化やDX推進の制約要因となっています。こうした中、デジタル教材、AI学習プラットフォーム、遠隔教育システム等を活用し、教育の質向上と人材育成を同時に実現する取組に対する、民間企業の参入・連携の余地が広がっています。
国の政策関連文書と主なポイント
● Vision 2050 ※英語あり
- 人的資本の高度化を国家発展の中核に位置付け
- 教育の質向上と公平な教育機会の確保
- STEM・デジタル分野を中心とした次世代人材育成
●
2026–2030 国家開発基本方針
※モンゴル語のみの掲載。詳細を確認されたい場合は、必要に応じて在外事務所までお問い合わせください。
- 基礎教育における学習到達度(読解力・計算力)の改善
- 障害児・遊牧民の子どもを含むインクルーシブ教育の強化
- 労働市場・産業ニーズに即した高等教育・職業教育改革
- デジタル教材・遠隔教育の活用による地域間格差是正
分野の特徴・日本との違い
・教育の質向上に向けた発展余地
- 暗記中心の教育から、思考力・問題解決力・応用力を重視する教育への転換が求められており、教材や指導法の高度化、デジタル教材の活用に対するニーズが高い。
・教育アクセス・格差是正の可能性
- 地方部や遊牧民世帯では教員不足や教育資源の制約が見られる一方、遠隔授業システムやオンライン教材等を活用することで、教育の質とアクセスを同時に補完できる余地が大きい。
・産業人材・DX人材育成の課題
- 工学系・デジタル人材の育成において、STEM・実践的教育モデルへの需要が高まっている。また、大学や高専等の教育機関と企業が連携する産学連携を通じ、日本企業の教育ICTやデジタル技術を、教育現場や実践的な人材育成の取組に組み込みやすい環境が整いつつある。
関連する主なJICAの協力
JICAはこれまで、基礎教育の質向上とインクルーシブ教育の推進から、高等教育・工学系人材育成やデジタル教材導入までを一体的に支援し、モンゴルにおける人的資本強化と産業人材育成に取り組んできました。
- JICAが生んだ人材循環 モンゴルへの高等教育協力 | ニュース・広報 - JICA
- 工学系高等教育支援事業 | ODA見える化サイト/円借款
- モンゴル向け無償資金協力贈与契約の締結:高専の実習用機材整備・実習棟建設を通して、工業系人材育成基盤の強化を支援 | ニュース・広報 - JICA/無償資金協力
- 【新潟県】人材育成で新たな価値創造を ~長岡市×モンゴルのDX人材育成プロジェクト始動!~ | 日本国内での取り組み - JICA/草の根技術協力
- 障害児のための教育改善プロジェクト | ODA見える化サイト/技術協力プロジェクト
- 障害児のための教育改善プロジェクト フェーズ2 | ODA見える化サイト/技術協力プロジェクト
- ウランバートル市初等・中等教育施設整備計画 | ODA見える化サイト/無償資金協力
- 子どもの発達を支援する指導法改善プロジェクト | ODA見える化サイト/技術協力プロジェクト
- 子どもの発達を支援する指導法改善プロジェクトフェーズ2 | ODA見える化サイト/技術協力プロジェクト