ワーキングペーパーNo.216、No.217、No. 218を発刊

2021.01.26

JICA緒方貞子平和開発研究所は、活発な議論を喚起することを目的に、取り組んでいる課題の研究成果としてワーキングペーパーを発刊しています。2021年1月には、ワーキングペーパーNo.216、No.217、No.218を発刊しました。

研究プロジェクト「バングラデシュにおけるリスクと貧困に関する実証研究」の成果として、ワーキングペーパーNo.216「Microfinance Competition and Multiple Borrowing: Evidence Using Panel Data from Bangladesh」(ミンハジ・マフムド、澤田康幸、田中万理著)では、2000~2014年にわたる長期間の家計と農村パネルデータを使用し、バングラデシュ農村部における多重借り入れの原因と結果について分析を行いました。

ワーキングペーパーNo.217「Developing Textbooks to Improve Student Math Learning: Empirical Evidence from El Salvador」(丸山隆央、黒崎卓著)では、教授・学習の内容や方法を表す教科書を改善することで、教科書配布などの介入があると生徒の算数の学習成果が向上するか、エルサルバドルでの2年間にわたるランダム化比較試験で検証しています。

研究プロジェクト「フィリピンとタジキスタンの家計における海外送金に関する研究」の成果として、ワーキングペーパーNo.218「Resilience against the Pandemic: the Impact of COVID-19 on Migration and Household Welfare in Tajikistan」(清水谷諭、山田英嗣著)では、タジキスタンでコロナ禍前から取得を続けている月次家計パネルデータを使い、海外出稼ぎ労働者からの送金に依存する同国の家計にコロナ禍がどんな影響を与えたか、さまざまな角度から検証しています。

各ワーキングペーパーは以下のリンクからご覧いただけます。

ワーキングペーパーNo.216では、バングラデシュ農村部での多重借り入れを分析

ワーキングペーパーNo.217では、エルサルバドルでの教科書改善による学習成果の向上を検証

ワーキングペーパーNo.218では、コロナ禍のタジキスタン家計への影響を検証

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