低中所得国における「がん」の財政負担とUHCに向けた医療保障のあり方を考える
掲載日:2025.03.21
セミナー |
JICA緒方研究所について
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今日、低中所得国では「がん」の患者が急増しています。脆弱な医療体制に加え、医療保障制度の不足から、治療費の多くが自己負担で賄われており、患者世帯の家計破綻につながっています。
本セミナーでは、アフリカの「がん」対策を財政面・社会面から研究する緒方研究所の井田暁子研究員と、国際的な医療学術誌「Lancet」にて「がんと保健システム委員会」の医療経済学部門共同議長をつとめ、「がん」による貧困国への経済インパクト分析を牽引する米国・カナダのD. ワトキンス教授、B. エシュー教授をゲストに迎え、「全ての人が必要な保健医療サービスを、支払い可能な費用で受けられる」ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成に向けた最新の研究動向を紹介するとともに、政策的取り組みの強化に向けた議論を行います。
低中所得国が直面するグローバルヘルス課題と、国際的な議論および研究動向に関心を持つ皆様のご参加をお待ちしております。
9:00- 開会のご挨拶(緒方研究所 主席研究員 瀧澤郁雄
)
9:05 – プレゼンテーション
●発表1. 低中所得国における「がん」の広がりと社会・経済的インパクト(緒方研究所 研究員/島根大学 准教授 井田暁子
)
●発表2. 貧困国におけるがん治療のための医療保障を考える:主要概念と分析手法(トロント大学 准教授 ベバリー・エシュー
)
●発表3. ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの達成に向けて:がん対策の経済分析に、公正さと医療保障への観点を取り入れる(ワシントン大学 准教授 デービッド・ワトキンス
)
10:10 – コメント(JICA人間開発部)
10:15 – 質疑応答
10:30 閉会
モデレーター: 緒方研究所 主席研究員 瀧澤郁雄
以下のリンクからお申し込みください。
※お申込みは2025年4月10日12:00(正午)で締め切らせていただきます。
JICA緒方貞子平和開発研究所(担当:鈴木)
メール :ditas-rsunit@jica.go.jp
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