関西から飛び立ち、途上国で頑張る!派遣中の協力隊を紹介します-Part7-【兵庫県】

山﨑悠介さんは2019年12月にドミニカ共和国へ赴任され、コミュニティ開発の隊員として、ラジオ局で活動されていましたが、2020年3月に新型コロナウイルス感染症の感染拡大により一時帰国されました。待機期間中は国内でも積極的に活動され、JICA関西にも2回訪問していただきました。2021年3月にドミニカ共和国へ再派遣され、2021年12月まで活動予定です。

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山﨑さん:写真左

氏名:山﨑 悠介
出身地:兵庫県
隊次:2019年2次隊
職種:コミュニティ開発
野球をきっかけにドミニカ共和国に興味を持ち、現地を自分の目でみてみたくて応募しました。

こんにちは、2019年度2次隊の山﨑悠介と申します。日本は夏真っ盛りの時期かと思います。ここドミニカ共和国には四季が無く「夏」か「真夏」の二種類で季節を全く感じません。年中ビーチに行く事が出来る喜びを感じる一方で、四季や二十四節気を感じる事の出来る日本の奥深さに気づかされる毎日です。

さて今回は、ドミニカ人のトレーニング事情についてお話しさせて頂きます。ドミニカ人の間でも健康意識の高まりは大きく、トレーニングジムで身体を鍛える方達も多くいらっしゃいます。その一方で日本と比べてジムに通いづらい経済事情や、首都圏の朝晩は日本の真夏時期と比べて、そこまで厳しくない気象状況もあってか、公園でトレーニングをする人たちも多く見受けられます。本格的な日差しが出る前の平日の早朝6時30分頃には、多くの人がジョギングをしたり筋力トレーニングに励んだり、また学生さんの場合は友人達と一緒にサッカー、フットサル、野球、テニス、バスケットボール、ボクシング等に打ち込む人たちも大勢います。特に週末ともなると、大勢の人たちが公園に詰めかけてごった返す事も。トレーニング器具の"奪い合い"なんて事もしばしば発生します。
日本程整った環境とは言えない中で運動に興じるドミニカ人を見ると、どんな状況下でも自分を鍛える事を忘れてはいけないという事を思い出させてくれます。一線級で長く働き、また生涯学習を続ける為には、体力・筋力がまず第一に必要であるという認識については日本人ドミニカ人問わず同じなのかもしれません。

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「年齢はただの数字。全ては己の心次第だ」(筆者意訳)。

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筆者がよく利用している懸垂器具。高齢者向けリハビリ器具が増えている日本と対称的。

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