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- 職種
- 高齢者介護
- 派遣国
- ブラジル
- 派遣期間
- 2013年7月〜2015年7月
- 出身
- 高知県
高齢者介護の活動
活動場所は、サンパウロ市の隣にあるサンカエターノ市の、市が運営する施設です。施設(日本の老人憩所や公民館のようなもの)では朝7時過ぎから運動や絵画、語学、カンフー、ヨガ、社交ダンス、ピップホップ、サンバなどを行っています。
活動対象は高齢者ですが、サンカエターノの高齢者は50歳からをいいます。日本で接してきた高齢者との年齢の差と元気さにとまどっています。
活動内容としては、昨年は日伯文化協会の踊り・カラオケ・太鼓などのクラブ、老人会・婦人会の定例会や忘年会などの行事などに参加し、日系人の経営する会社でラジオ体操を教え、民間の老人ホームでレクなども行いました。
今は市の施設と日伯文化協会で正調よさこい踊りを教え、いろいろな行事の参加も続けています。また、日本文化の紹介として折り紙、日常食の紹介をしています。
運動会でラジオ体操をしました
よさこいの練習
日常生活の大好きな風景「坂から見る」
この写真は私の住むアパートの前から写したものです。サンカエターノは坂の街で、毎日この風景を見ていますが飽きません。いろいろな種類の木が植えられており、花が絶えることはありません。この写真には写ってないのが残念です。
アパートの前から撮影
市厚生局の仲間「言葉は通じないけど、なぜか わかる 仲間たち」
ここには、看護師、理学療法士、相談員、各種講座の事務員や掃除兼料理人などがいます。朝はフランスパンにたっぷりのマーガリンとミルクコーヒー、昼は作ってもらったもの以外に各自家から持ってきた料理を皆で分けて食べます。
ブラジルの仲間たち
私が大好きな現地のごはん「おいしい でも ふとる?!」
写真の四角いものはパステル、芋のような形はコシーニャ、丸いカップにはいっているのはクラウ、あとはサラダです。
パステルは市の屋台で、コシーニャは軽食屋で売られています。コシーニャはブラジル風コロッケです。ひき肉とゆで卵をポテトで包んで揚げます。
クラウはトウモロコシの粉で作ったブラジル風きんとんです。トウモロコシの粉に砂糖を入れ、煮て、冷やして固め、シナモンをかけます。
パステルは、挽肉・たまねぎを炒め、塩で味付け、パステルの皮で包み、揚げます。チーズも入っています。皮は既製品が店で売られています。
サラダはキャベツとピーマン・トマトみじん切りにし、酢とオリーブ油で味付けしています。パステルの中にサラダを入れて食べます。
市は毎日街のどこかしこで開かれ、屋台の前は行列ができます。
ブラジルのごはん
ティータイム「ウッ あま!」
ブラジルはコーヒーで有名ですが、日本にもあるネッスルが多いです。現地の人は小さいカップで砂糖のたっぷり入った甘いコーヒーを一日何回も飲みます。
ティータイム
現地の自慢のお祭り and 音楽
ブラジルといえば、サンバとリオのカーニバルですが、私は見ることができませんでした。
サンカエターノにはこれといった祭りはありませんが、6月はフェスタ・ド・ジューニョ(6月祭)というのがあり、各学校や施設では6月中に文化祭のようなことをします。この日は昔の開拓者の服装をします(例えば、チェックのシャツにGパン、ブーツ、カウボーイハットや女性はフリルのついた服など)。
写真は市の施設の6月祭で「てんぷら」を作っているところです。ブラジルのてんぷらは日本の「かきあげ」です。私が「イモてん」を作ると珍しそうに食べていました。
開拓者の服装で参加
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