- トップページ
- 日本国内での取り組み
- JICA四国
- 事業の紹介
- JICAボランティア事業
- ボランティア便り 中南米地域
- 富士 葵さん「活動報告」
日本国内での取り組み
- 職種
- 文化
- 派遣国
- パラグアイ共和国
- 派遣時期
- 2017年7月~2018年6月(平成28年度9次隊派遣)
- 出身
- 高知県
活動報告
平成29年1月頃、何気なく青年海外協力隊の募集ページを見ていると、「パラグアイでよさこい指導」の応募があり大変感激したことを今でも鮮明に覚えています。よさこいは大学時代から始めましたが、まさかいつかよさこいで国際協力ができると思ってもいませんでした。また、なぜ外国でよさこい指導の需要があるかも不思議に思い応募したところ、日本の反対側であるパラグアイで11ヶ月間、よさこい指導させていただく運びになりました。
パラグアイは南米の真ん中に位置し、ブラジルとアルゼンチンの両大国に挟まれています。私の活動対象は日系人であることが予め決められていたが、あまり日系社会に関する予備知識がなかったため、現地に着いて大変驚きました。なぜなら、そこには「小日本」が存在しました。1936年、日本からパラグアイへの移民が始まり、現在日系人は約7,000人いると言われています。日系人たちは集団で居住し、日本とほぼ同レベルの日本語を話し、日本食を食べ、日本の文化や風習を維持しています。そのため、パラグアイにいながら日本にいるような錯覚は何回も生じました。また、パラグアイの日系人の中で、もっとも数が多いのは高知系の移民であるため、よさこい指導のボランティアの要請に至ったそうです。
私の活動内容は、パラグアイのよさこいチーム「Kosei」とその他の日系コミュニティによさこいの指導をすることでした。各移住地では「夏祭り」などのイベントが今でも定期的に開催されます。そこには、屋台、盆踊り、太鼓や踊りなどのステージがあるため、自分がやっても楽しい、人が見ても楽しいよさこい踊りは大変人気を集めました。派遣期間中は合計8つの移住地を巡回指導させていただき、「正調」よさこいをはじめ、様々種類なよさこいを指導させていただきました。おかげさまでパラグアイ全国においてよさこいが一気に広がりました。
日本に戻るとパラグアイで活動した日々がどんどん薄れがちですが、そうならないようにずっと繋がりを保ちパラグアイのよさこいをサポートしていきたいと思います。
アスンシオン日本祭りにて
よさこい練習風景
敬老会にて
scroll