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概要
JICAの実施する技術協力プロジェクトにおいて、日本の維持管理・更新・マネジメント技術(中小企業海外展開支援事業や土木学会会員企業の技術等)を積極的に活用し、効率的かつ効果的な維持管理体制の確立へ向けた協力を行ってきました。これまでにドローンを使った橋梁点検やAIによる損傷個所の検出、簡易路面性状測定機材、補修資材、斜面計測機器等の導入、プロジェクト終了後の民間企業による普及・展開の支援となる活動を実施しています。
産学官連携の事例
土木学会との覚書に基づき、国内の大学と学術研究や人材育成において技術協力プロジェクトでの協力を行っています。また近年では土木学会の国際展開研究助成に採択された研究との連携を行っています。
ザンビア「橋梁維持管理能力向上プロジェクトフェーズ2」
ザンビアでは継続的な橋梁技術者育成が課題となっていました。そこで、日本で岐阜大学が実施している橋梁技術者の育成制度「メンテナンスエキスパート養成鋼材」の仕組みをザンビアに導入し、ザンビア大学が中心となって持続的な技術者育成を行う体制を構築しています。
現地大学による持続的な橋梁技術者育成の仕組みづくり
岐阜大学・ザンビア大学の協定締結
合同調整委員会の様子
関連リンク
ミャンマー「道路橋梁維持管理能力強化プロジェクト」
ミャンマーでは経済発展に向けインフラ整備が進む一方、過去に建設された橋梁の劣化が進み、橋梁の落橋事故が発生するなど、維持管理の重要性が課題となっています。本プロジェクトでは、JICAのSATREPS事業(注)「ミャンマーの災害対応力強化システムと産学官連携プラットフォームの構築プロジェクト」(2015~2020年)で実施された東京大学とミャンマーのヤンゴン工科大学の橋梁モニタリング技術の共同研究成果の社会実装を目指します。
(注)SATREPS:日本・現地の研究機関が主体となって行う科学技術協力スキーム)
日本・現地大学による共同研究の成果を活用
橋梁モニタリング用の傾斜計の設置(SATREPS事業)
ヤンゴン川での潮汐調査(SATREPS事業)
関連リンク
ラオス「橋梁維持管理能力向上プロジェクト」
ラオスでは道路インフラの管理を実施する機関の人材不足、技術不足の課題を抱えています。本事業では産学官連携専門家を派遣し、日本の先端的な技術を活用することで現地の技術課題の解決や持続的な人材育成を図ります。さらに日本企業、大学のイノベーション推進と海外事業展開の促進を目指します。
産学官連携専門家による日本・現地の大学、企業の連携推進
現地橋梁視察
ラオス人留学生による現地調査(長崎大学)
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本邦技術の活用事例
我が国の先進技術の海外展開を視野に入れ、研究開発・展開を実施しているSIP「戦略的イノベーション創造プログラムインフラ維持管理・更新マネジメント技術」との連携により、同プログラムで開発された技術の技術協力プロジェクトでの実装を行っています。
ケニア「道路メンテナンス業務の外部委託化に関する管理能力強化プロジェクトフェーズ3」
本事業では、スマートフォンを用いて低コストかつ定量的な路面性状を評価できるシステム「iDRIMS」(JIPテクノサイエンス)をケニアに導入しました。
機材
ダッシュボードへのスマートフォンの設置
現地セミナーの様子
ケニア北部回廊
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バングラデシュ「橋梁維持管理プロジェクト」
本事業では橋梁点検ロボットカメラ(三井住友建設株式会社)を用いた橋梁モニタリングシステムを導入しました。点検ロボットをタブレット端末で操作することで、作業員の目視困難な箇所の点検が容易なり、維持管理の効率化を図りました。
橋梁点検ロボットカメラ
日本で実施した研修の様子
現地での研修の様子
関連リンク
ブータン「道路斜面対策工能力強化プロジェクト」
本事業では、斜面崩壊早期警報システム(中央開発株式会社)を導入しました。山岳部が多いブータンでは、雨期に道路の斜面崩壊にて交通が遮断される事象が発生しているところ、早期の斜面災害対応が可能となり、適切な斜面の維持管理を図りました。
斜面崩壊早期警戒システム概要
現場視察の様子
設置されたモニタリング装置
設置されたモニタリング装置
関連リンク
フィリピン「道路・橋梁の建設・維持管理に係る品質管理向上プロジェクトフェーズ3」
フィリピンの海上部、山間部にあるアクセス困難な橋梁への対応として、ドローンを用いた3D図面作成、点検を実現しました。
点検に使用されたドローン
作成された3D図面
画像認識によるひび割れ検出
実証実験の様子
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