- トップページ
- 日本国内での取り組み
- JICA四国
- 事業の紹介
- JICAボランティア事業
- ボランティア便り 中南米地域
- 堀本 梓織さん「活動レポート」
日本国内での取り組み
- 職種
- 日系青年:日系日本語学校教師
- 派遣国
- ブラジル連邦共和国
- 派遣期間
- 2010年7月〜2012年6月
- 出身
- 愛媛県
誕生日会
活動レポート
みなさん、ボンジーア!
JICA日系社会青年ボンランティア、ブラジル派遣の堀本梓織(ほりもと しおり)です。2010年の7月にブラジルに来てから早2年、私が日系社会に入って感じたことを「3つ」書きたいと思います。
まず、「古き時代の日本」を感じました。伝統を重んじる人々の姿が、地域での団結力の強さがここにはあります。本物の門松を見たことのない人たちが、あーでもない、こーでもないと言いながら、作るのです。また、1年に10回ほどのお祭りなどの行事で自分の利益の為でなく地域のために働くのです。この姿は、今の日本が失くしてしまったものではないでしょうか。
終業式
次に「時代の流れ」です。伝統を重んじる一方で、ブラジル社会との融合も避けがたいものになっています。顕著に表れているのが、言語の面でしょう。移住地の学校でも、日本語を外国語のように教えなければならなくなっているように感じました。「おはよう」「さようなら」も教えないと、知らない時代になってきたのです。
日本でも、世代が、時代が変わるごとに、人も生活も変わるように、日系社会でも、日本とブラジルの文化を受けつつ、移民100年を越え世代が進み、様々なことが変化してきたのでしょう。
最後に「懐かしさ」を感じました。弓削に生まれ育った私は、日系社会に、地元と似た印象を抱きました。地域の人たちの顔を知っていること、町民運動会や秋祭りなど、地域の行事があることなどです。また、移住地という小さな社会の中に入ることへの難しさを感じることがなかったのは、弓削での生活があったからだと思います。ここに来て、地元のことを改めて考えることが出来てよかったです。
私は、この2年でどれだけのことが出来たかはわかりませんが、日本を感じさせる風を運んだことが出来たと思います。そして、日本にいる皆様に少しだけですが、ブラジルに生きている日本をお伝えできたかと思います。ブラジルは、大きな国で、これからの未来も持っている国です。そこで、日本人が生きていることを知って頂ければ、嬉しく思います。
日系社会も、ブラジルも、とても奥深い国です。びっくりすることも、面白いことも、怖いことも、盛り沢山です。帰国後は、皆様に少しでもブラジルのことを伝えたいと思っているので、いつでも声をかけてください!
※堀本さんのレポートは、『広報かみじま』に「活動日誌」として掲載されています。
ヒューマンストーリー(Before 派遣前)
参加動機は?
「継承日本語」に興味があったので。
応募にあたってのセールスポイントは?
実は酪農をした経験などあり、どんな環境にも対応できるという点。
応募にあたってのウィークボイントは?
経験が無いこと。
試験に際して、苦手分野をどう克服しましたか?
克服は…養成講座に通った。
応募にあたって何か特別なことをしましたか?
日系社会について調べた。
応募者へのアドバイスをお願いします!
素の自分を出したらいいと思います。私も自分の思っていることを素直に伝えました。
scroll