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【今月の研究ピックアップ】4月13日より大阪・関西万博 開催中

2025.04.17

2025年4月13日~10月13日の184日間、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げた大阪・関西万博 が大阪の夢洲(ゆめしま)で開催されます。150の国、25の国際機関、企業、NGO/NPO、市民団体などが、世界中から「いのち輝く未来社会」への取り組みを持ち寄り、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)の達成とその先の未来を描き出します。

大阪・関西万博の「SDGs+Beyond いのち輝く未来社会ウィーク 」中の2025年10月5日(日)には、以下のイベントを開催予定です。

SDGs研究の第一人者である蟹江憲史教授をはじめとする有識者の方々をお招きし、SDGs指標や人口動態変化をテーマに、参加者のみなさまと議論を深めます。

会場でのご参加もしくはライブ配信から視聴いただけます。
参加方法はこちら:テーマウィークについて (大阪・関西万博テーマウィークウェブサイト)

大阪・関西万博に向けて設立された「いのち会議 」では、SDGsの理念である「誰一人取り残さない」社会を実現するための方策や万博のテーマの在り方が議論されてきました。また、同万博には、「いのちを救う」「いのちに力を与える」「いのちをつなぐ」といったサブテーマが設定されています。今回の大阪・関西万博のテーマやSDGsの概念は、「一人ひとりを大切にし、その命、暮らし、尊厳を守る」という「人間の安全保障」とも通じる考えです。

2024年3月に開催されたキックオフ・シンポジウム「いのち会議 x『SDGs +beyond』-未来に向けて我々が今なすべきこと-」 では、田中明彦JICA理事長が「日本の国際協力、人間の安全保障・SDGsにつながる動き、そしていのち会議への期待 」と題して基調講演を行いました。「いのち会議」での議論の結果は、大阪・関西万博で「いのち宣言」として世界に発信される予定です。

JICA緒方貞子平和開発研究所(JICA緒方研究所)では、「人間の安全保障」に関するさまざまな研究・発信を行い、人びとを中心にすえた開発・国際協力に貢献しています。

2022年からは、定期刊行のフラグシップ・レポートとして、「今日の人間の安全保障』を日本語および英語で発行し、人間の安全保障の今日的意義やその実践について発信しています。

また、国際的な議論を踏まえた新たな人間の安全保障上の課題にも取り組んでいます。そのひとつとして、飛躍的に発展するデジタル技術に着目し、「人間中心のデジタル化」研究会を2024年に実施しました。同研究会では、デジタル技術によるリスクを減らし、一人ひとりがその恩恵を享受できる社会の実現を目指し、人間の安全保障の視座から議論しました。

JICA緒方研究所では今後も「人間の安全保障」に関するさらなる発信を予定しています。今年度の発信にもぜひご期待ください。

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