峯研究所長がモンゴル国立大学でのJICAチェアで人間の安全保障について講義
2026.01.28
2025年11月、JICA緒方貞子平和開発研究所(JICA緒方研究所)の峯陽一 研究所長はモンゴルを訪問し、モンゴル国立大学にて講義を行ったほか、同国の研究所や学校で視察や意見交換を行いました。
モンゴルを訪問したJICA緒方研究所の峯研究所長(右端)
11月14日に行われたモンゴル国立大学におけるJICAチェア特別講義「モンゴルで人間の安全保障を考える」には、モンゴル国立大学の学生や教授をはじめ、モンゴル国内の研究者、政府職員、マスコミ関係者ら約80人が参加しました。
JICAチェア とは、開発途上国の将来のリーダー育成を目的に、JICAが日本のさまざまな大学と連携して行う「JICA開発大学院連携プログラム」の一環として、日本の開発経験を学ぶ機会を海外にも広げるため、各国のトップクラスの大学・大学院で実施している日本研究の講座設立支援プログラムです。モンゴルの最高学府であるモンゴル国立大学では、2022年の日本・モンゴル外交関係樹立50周年を機に、JICAチェアを通じて「Study on the Modernization and Development of Japan」講座が開設され、2023年に単位認定化されました。それ以降、日本の農業や都市地域開発など、さまざまなテーマで実施されてきました。
峯研究所長は、人間の安全保障の概念の誕生と展開を振り返り、JICA理事長を務めた緒方貞子氏と経済学者のアマルティア・セン氏が共同議長として取りまとめた2003年の「人間の安全保障委員会」報告書や2012年の国連総会決議などによって定義づけられ、誕生から約30年を経た2022年には国連開発計画(United Nations Development Programme: UNDP)が人間の安全保障に関する新たな報告書を刊行したことなどを紹介しました。
特別講義を行ったJICA緒方研究所の峯陽一研究所長
特別講義に参加したモンゴル国立大学の学生ら
また、人間の安全保障について、「一人一人からの出発:SPACE」「リスクとレジリエンス:TIME」「行動する(保護、エンパワメント、連帯):ACTION」の3つの要点に分けて解説。人間の安全保障とは、①誰一人取り残されずに個性豊かに生きられること、②危機があっても回復し、よりよく生きられること、③個人の安全を実現するためにさまざまな組織や世代が連帯し、みなで支え合うことで人間らしく生きられること、としました。さらに、人間の安全保障を掲げたJICAのミッションとビジョンのほか、JICA緒方研究所フラグシップ・レポート「今日の人間の安全保障」 や研究プロジェクト「東アジアにおける人間の安全保障とエンパワメントの実践 」なども紹介しました。
質疑応答では、人間の安全保障と人権との違い、過去の取り組みの好事例や成果、モンゴルにおける人間の安全保障のレベルや指標で図ることの可否など、幅広い視点から質問や提言があり、このテーマへの関心の高さが伺われました。峯研究所長はそれぞれの質問に回答した上で、「現在、JICA緒方研究所では人間の安全保障の指標化の検討を行っており、モンゴルの開発機関からの関心も高い。モンゴルでの人間の安全保障指標のローカライズ化について、JICAモンゴル事務所を通じて協力の可能性を検討したい」と期待を寄せました。
峯研究所長によるJICAチェアについては、現地のニュースなどでも取り上げられています。
また、峯研究所長はモンゴル滞在中、現地メディアからのインタビューを受けました。その内容は以下のリンクに掲載されています。
なお、JICA緒方研究所による人間の安全保障についての取り組みは、以下からご覧になれます。
事業事前評価表(地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)).国際協力機構 地球環境部 . 防災第一チーム. 1.案件名.国 名: フィリピン共和国.
事業事前評価表(地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)).国際協力機構 地球環境部 . 防災第一チーム. 1.案件名.国 名: フィリピン共和国.
事業事前評価表(地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)).国際協力機構 地球環境部 . 防災第一チーム. 1.案件名.国 名: フィリピン共和国.
事業事前評価表(地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)).国際協力機構 地球環境部 . 防災第一チーム. 1.案件名.国 名: フィリピン共和国.
事業事前評価表(地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)).国際協力機構 地球環境部 . 防災第一チーム. 1.案件名.国 名: フィリピン共和国.
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