関西から飛び立ち、途上国で頑張る!派遣中の協力隊を紹介します-Part8-【兵庫県】

山﨑悠介さんは2019年12月にドミニカ共和国へ赴任され、コミュニティ開発の隊員として、ラジオ局で活動されていましたが、2020年3月に新型コロナウイルス感染症の感染拡大により一時帰国されました。待機期間中は国内でも積極的に活動され、JICA関西にも2回訪問していただきました。2021年3月にドミニカ共和国へ再派遣され、2021年12月まで活動予定です。

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山﨑さん:写真左

氏名:山﨑 悠介
出身地:兵庫県
隊次:2019年2次隊
職種:コミュニティ開発
野球をきっかけにドミニカ共和国に興味を持ち、現地を自分の目でみてみたくて応募しました。

こんにちは、2019年度2次隊の山﨑悠介と申します。お盆休みが近づいてきましたがいかがお過ごしでしょうか?日本の夏の象徴ともいえる麦茶、冷たいほうじ茶や玄米茶が恋しい筆者ですが、皆様はアイスコーヒー派でしょうか?お洒落なカフェが多くスタイリッシュにコーヒーが飲める環境の多い日本ですが、たまには冷たいお茶もお手にとって頂ければと思います。

今回はドミニカ共和国を代表する飲み物であるホットコーヒーについてご紹介させて頂きます。1700年代にイスパニョーラ島に伝えられたコーヒー豆。スペインやフランスの植民地時代は宗主国向け或いは第三国への輸出向けが大半でしたが、次第に地元民の間でも飲まれるようになりました。日本では比較的多いブラックコーヒーですが、ドミニカ共和国では殆ど飲まれず、砂糖入りかマタオと呼ばれる微糖(それでもティースプーン2杯は入れますが)が主流となっています。勿論アイスコーヒーは存在しません。ブラックコーヒーしか飲めない筆者を見てこの国の人たちはいつも非常に怪訝そうな表情をします。
ドミニカ共和国では単に嗜好品としてだけでなく、「朝職場に着いて一杯」「午前中の休憩時間に一杯」「午後退社前に談笑しながら一杯」と、コミュニケーション円滑化に欠かせないツールにもなっているホットコーヒー。人間関係がホットになるのならば常夏の国で暑い飲み物を飲むのも悪くありませんね。最近では合間の時間にゆったりとお茶やコーヒーを飲む事が減りつつある日本。ドミニカ共和国で人々がコーヒーを飲む風景を見ながら、忙しい今の日本には「ほんの僅かな時間でも良い、時計の針をゆっくり動かす事が必要なのかもしれない」と思いました。

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筆者がよく飲んでいる主に南部エリアで生産、首都圏で焙煎された「カフェ・サントドミンゴ」。

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こちらも筆者が大好きな北部エリアで生産及び焙煎された「カフェ・プーロ」。

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