【所長のつぶやき】Ver.6~ 地域に根差した国際協力を ~

JICA東京のサイトにご訪問いただき有難うございます。所長の田中泉です。 JICA東京を応援いただいている皆さま、また事業を一緒に作ってくださっている皆さま、いつもありがとうございます。

2022年10月6日

地域に根差した国際協力、国際交流の大切さ

サンコンさんの「1コン、2コン、サンコン!!」ポーズで2ショット

9月18,19日に埼玉県川口市のイイナパーク川口にて「SDGsイイナパークかわぐち2022」というイベントが行われました。特定非営利活動法人ワールド・サポート・プロジェクトが主催し、JICA東京も協力しました。
当日は台風で雨模様のお天気でしたが、SDGsひろばJICAブースでは、川口市の小学校や高等学校とこれまでSDGsや平和について一緒に学んできた活動や、前澤工業株式会社(川口市)と連携し国際協力を行ってきた取り組みについて紹介を行いました。
また、海外協力隊経験者による途上国での国際協力の活動についてのミニ出前授業も実施しました。

対談にて助け合うことの大切さを説くサンコンさん

対談にて、埼玉県とJICAの繋がりをお話ししました

19日には、アフリカのギニア出身で元外交官・タレントのオスマン・サンコンさんをお招きし、SDGsや国際協力について、埼玉県出身の鈴木桃子アフリカ部参事役とお話をうかがいました。

「1コン、2コン、サンコン!!」とお馴染みのフレーズでの自己紹介で幕を開けた対談では、故郷ギニアではコップで水を飲むときは、コップの水を少し残し大地に戻し自然の恵みに感謝し未来に託すというお話や、義理・人情・分かち合いが大切という日本と共通の価値観のお話、また故郷ギニアに学校を作りランドセルや文房具を送る活動のお話をうかがいました。鈴木参事役からはさらにJICAのアフリカでの活動のお話も伺いました。

当日は会場近くにお住いのサンコンさんのご親戚もお越しくださり、地域に根差した国際協力や国際交流の大切さにも話がおよびました。

各地域で普段着の国際交流の推進に努めます

髙橋雪子国際協力推進員(右から2番目)と、JICA東京インターン卒業生、海外協力隊OBなど

今回のイベントではJICA埼玉デスクの髙橋雪子国際協力推進員だけでなく、JICA東京インターン卒業生や海外協力隊OBが企画や当日の実施を担ってくれました。

埼玉県の国際協力推進員(通称埼玉デスク)の髙橋雪子さん

今回のイベントでJICAのまとめ役を務めた埼玉県国際協力推進員の髙橋雪子さんは、埼玉県の中学校で英語教員として働いたのち、フィリピンの語学学校でも活躍していた方です。
これまでの教育現場や途上国での経験を活かして埼玉県の皆さまに国際理解や国際協力を広めるため、日々精力的に活動しています。

JICA東京では国際協力推進員が埼玉県、千葉県、群馬県、長野県、新潟県に配置され地元の活動を応援しています。
また高崎市には高崎分室を設置しています。
各地の学校と協力した出前事業の開催や海外協力隊の活動の紹介など各地域にしっかり根差した普段着の国際協力、国際交流の推進に努めています。

未来への「挑戦」を全力で

コロナ禍で難しい時ですが、JICA東京は未来への「挑戦」を全力で行っていきます。
未来に希望の光をともしていきましょう!