国際開発学会春季大会でJICA緒方研究所の研究成果を発表(その1:一般口頭発表)
2026.07.17
2026年6月27日に、国際開発学会第27回春季大会 が明治学院大学で開催されました。JICA緒方貞子平和開発研究所(JICA緒方研究所)から参加した研究員らの発表内容は以下の通りです。
上智大学グローバル教育センターの梅宮直樹教授と、萱島信子 シニア・リサーチ・アドバイザーが標題について発表を行いました。本研究は、グローバル化の進展に伴い拡大する国際的な研究・教育活動に着目し、特に博士留学を契機とする研究者の国際移動が、どのような条件のもとで国際共同研究へと発展するのかを検討したものです。
インドネシアのガジャマダ大学およびバンドン工科大学に所属し、日本で博士号を取得した科学技術分野(工学、理学、農学、医学、歯学)の教員25人と学部長経験者3人、並びに彼らを受け入れた日本の教員14人を対象に、半構造化インタビューを実施し、社会的交換理論(Social exchange theory: SET)を理論的枠組みとして採用し、協力メカニズムについて分析を行いました。調査の結果、国際学術協力は互恵性や公平性、そして博士課程で培われた信頼によって成立し、その信頼は個人レベルから組織レベルへと広がることで、多層的かつ持続的な協力関係を生み出すことが明らかになったことが示されました。
会場からは、「国際学術協力が研究者間から組織間に移行する際の力学は?」「信頼は個人に向けたものか組織への信頼か?」といった質問が寄せられ、質疑応答が行われました。
桂井太郎 主任研究員は、開発途上国におけるインフラ事業の時間効率性の決定要因に関する研究成果を発表しました。JICAの事後評価報告書データを活用し多面的な回帰分析を行った結果、公共投資が急拡大している時期には事業の時間効率性が低下する一方で、自己負担率が高い事業、本邦コンサルタントが関与する事業、ならびに環境社会配慮カテゴリーAの事業では時間効率性が高い傾向にあることを示しました。これらの結果から、援助吸収能力やオーナーシップへの配慮の重要性に加え、入念な事前準備、継続的な案件監理といったプロジェクト・マネジメントの重要性が示唆されることを報告しました。
貝塚ジェームズ 研究員は、ABEイニシアティブ(正式名称:アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ) に関する研究成果について発表しました。アマルティア・センのケイパビリティー・アプローチを用いて、長期的なキャリア形成がいかに個人の潜在能力を引き出し、その結果としてABEイニシアティブ参加者が自国の発展に大きく貢献できるようになるか考察しました。
ケニアやルワンダで収集したインタビューデータをもとに、ABEイニシアティブ終了後の経過年数と社会的インパクトの大きさとの関係を示し、特にルワンダのムガルラ・アミリ氏 のようなABEイニシアティブ初期の参加者は、国家レベルで重要かつ大きな影響をもたらす貢献を行っていることが紹介されました。また、キャリアの発展に伴い、ABEイニシアティブ参加者がより高い社会関係資本や組織内での権限・影響力を獲得することで、長期的なインパクトが生み出される可能性が高まると論じました。
佐藤仁 客員研究員(東京大学教授)が司会を務めた本セッションにおいて、JICAプロジェクト・ヒストリー・シリーズ第44巻「アフリカを緑に-ケニアと日本の森づくり40年の軌跡 半乾燥地での社会林業プロジェクト 」の共著者である清水正氏と本庄由紀氏が「社会林業の再考:ケニアと日本の40年にわたる林業協力の成果と教訓」と題して発表しました。
事業事前評価表(地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)).国際協力機構 地球環境部 . 防災第一チーム. 1.案件名.国 名: フィリピン共和国.
事業事前評価表(地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)).国際協力機構 地球環境部 . 防災第一チーム. 1.案件名.国 名: フィリピン共和国.
事業事前評価表(地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)).国際協力機構 地球環境部 . 防災第一チーム. 1.案件名.国 名: フィリピン共和国.
事業事前評価表(地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)).国際協力機構 地球環境部 . 防災第一チーム. 1.案件名.国 名: フィリピン共和国.
事業事前評価表(地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)).国際協力機構 地球環境部 . 防災第一チーム. 1.案件名.国 名: フィリピン共和国.