関西から飛び立ち、途上国で頑張る!派遣中の協力隊を紹介します-Part14-【兵庫県】

山﨑悠介さんは2019年12月にドミニカ共和国へ赴任され、コミュニティ開発の隊員として、ラジオ局で活動されていましたが、2020年3月に新型コロナウイルス感染症の感染拡大により一時帰国されました。待機期間中は国内でも積極的に活動され、JICA関西にも2回訪問していただきました。2021年3月にドミニカ共和国へ再派遣され、2021年12月まで活動予定です。

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山﨑さん:写真左

氏名:山﨑 悠介
出身地:兵庫県
隊次:2019年2次隊
職種:コミュニティ開発
野球をきっかけにドミニカ共和国に興味を持ち、現地を自分の目でみてみたくて応募しました。

こんにちは、2019年度2次隊の山﨑悠介と申します。日本はまだ台風シーズンの真っ盛りでしょうか?ドミニカ共和国にも「ハリケーン」と呼ばれる台風の更に巨大なものが通過する事も多いです(アメリカ合衆国に直撃した際にニュースでご覧になられた方も多いかもしれませんね)。
雨が多いのは大変ですが、その反面で果物や野菜、米などの豊富な作物が実るなど、恩恵を享受する部分もあります。

さて今回はドミニカ共和国の接客態度についてご紹介させて頂きます。コルマド(注)やスーパーマーケットで買い物をすると、店員さんと顔を合わせ、時には簡単な会話をする事もしばしばありますが、その時に店員さんから「やっと雨上がったな」「最近仕事忙しいんか?」「今日は友達はいてへんのか?」「外出禁止令で商売難儀してますわ」などと話しかけられます。お釣りや商品を渡す際の動作が日本と比べて雑に感じる等、接客態度全般が緩い印象を受けますが、これも偏にドミニカ共和国に根付く「アミーゴ(友達)文化」が大きく影響していると思われます。「3度顔を合わせれば友達」のこの国では、暗い接客態度は商売上命取りにもなりかねません。主張しなければ何も持ってきてくれない傾向が強い海外の接客態度ですが、この国では馴染みになれば何も言わずともコップやテーブルが出てくる事も。店員さんの根底に流れるおもてなし精神は日本もドミニカ共和国も実は似ている点が多いのでしょうね。
丁寧な接客の日本と、明るく親しみのある接客のドミニカ共和国。国は違えど根底に流れる「お客様を笑顔にしたい」という共通点があることに、買い物をしながらふと気がつき、心が和んだのでした。

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(注)コルマド(ドミニカ共和国内に点在する個人商店)。簡単な食事やビール、ラム酒を購入する事が出来る。地元の雇用創出や市民の憩いの場としても機能している。

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