日系社会連携事業

ペルーにおける日系社会

ペルーは南米で組織的な日本人移住を最初に受け入れた国で、1899年(明治32年)ペルー第一回移民790人が横浜港を出港(佐倉丸)し、同年4月3日にカヤオ港に第一歩を記したのが始まりです。

その後、海岸地帯に所在する農場で賃金労働者として働くために移民した、いわゆる「契約移民」が続き、その数は約18,000人に達しました。1923年に契約移民は廃止されましたが、親族呼び寄せなどにより移住は継続し、戦前の移住者は総計33,000人にのぼりました。

戦後は、2,615人が移住。現在でも約10万人とも言われる中南米でも2番目に多くの移住者・日系人が在住しており、政治・経済・学術など各方面で活躍しています。

日系人インタビュー

関連リンク

日系サポーター

日系社会との連携

独立行政法人国際協力機構(JICA)は、中南米地域への日本人の海外移住の援助を実施し、JICAの関わる移住者として中南米地域に計約73,000人が移住しました。現在、中南米地域の日系人人口は210万人を超えるものと推定されます。

日系社会のさらなる発展とペルーの国造りに貢献するため、日系社会研修員受入事業や日系社会次世代育成研修を通じて、移住者・日系社会連携事業に取り組んでいます。

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研修プログラム
事業名
研修の目的 年齢
(研修参加時)
資格要件
研修概要 期間 リンク
体験談
1 日系社会研修員受入事業 幅広い分野での日系社会研修にて、日系社会における人材育成・能力向上を図り、日系社会の発展と移住先国の国造りに貢献する事を目的としています。 21歳から 分野:
医学、福祉、継承日本教育、農業、電気・通信等
1か月程度~9か月以内 日系社会研修員受入事業の概要(中南米部)
日系社会をサポート 移住者・日系人支援事業(JICA横浜)
2 日系社会研修(多文化共生推進/日系協力型)
”日系サポーター”
様々な分野で日本において学ぶとともに、日系人支援を行う受入団体の活動サポートを通じて日本の日系人集住地域の課題解決に貢献できる研修です。 21歳から 教育:日本語教育、母語教育、幼児教育、初等教育、多文化共生等
医療/福祉:臨床発達心理、介護、カウンセラー、ソーシャルワーカー等
公共サービス:地方自治体における行政サービス関連等
1カ月~10か月 日系社会をサポート 移住者・日系人支援事業(JICA横浜)
3 日系社会次世代育成研修
(中学生招へいプログラム)
本研修は、ペルーの日本語学校に在籍する成績優秀かつ品行方正で将来の日系社会の発展に貢献するのに十分な素質のある日本語学校生徒が、本研修を通じて、自分たちのルーツと日本に対する理解を深め、さらに自らの日系人としてのアイデンティティ強化を図ることを目的としています。 12歳以上15歳以下
日系団体が運営する日本語学校に在籍中
移住学習:
海外移住資料館等の見学
移住に関する講義
ワークショップ
体験学習:
学生との交流
ホームスティ:
日本文化体験
研修旅行:
日本の文化・社会・科学技術の理解
24日間 日系社会次世代育成研修(中学生招へいプログラム)の概要(中南米部)
4 日系社会次世代育成研修
(高校生招へいプログラム)
本研修は、今後の日系社会を担う世代に対する本邦での研修を通して日本との関係強化や移住先社会の発展に貢献できるような人物を育成することを目的とし、本研修を通じて、自分たちのルーツと日本に対する理解を深め、さらに自らの日系人としてのアイデンティティを強化することをねらいとしています。 16歳以上18歳以下 日系社会次世代育成研修(高校生招へいプログラム)の概要(中南米部)
5 日系社会次世代育成研修
(大学生招へいプログラム)
18歳以上30歳以下
大学在籍学生
日系社会次世代育成研修(大学生招へいプログラム)の概要(中南米部)
6 日系社会リーダー育成事業 本事業は、中南米地域の日系人本邦における修学を通して、将来の日系社会を担い得るリーダーを育成することにより、移住者の定着・安定を図ることを目的としています。 40歳まで 医学、歯学、経済学、法学、情報学、農学、理工学、教育学等の分野
(注)経営学(MBA)は対象外
2年~4年 日系社会リーダー育成事業の概要(中南米部)
日系社会リーダー育成事業(外部サイト:Facebook)