代表的なプロジェクト

ブルキナファソで実施中の(または実施した)代表的なプロジェクトの概要をご覧頂けます。
(※技:技術協力プロジェクト、有:有償資金協力事業、無:無償資金協力事業、開:開発調査、個:個別専門家派遣、医:医療特別機材、草:草の根技術協力)

教育

ブルキナファソの初等教育総就学率、成人識字率は他のサブサハラアフリカの国々と比較しても低く、多くの国民が十分な教育を受けていないという状況にあります。基礎教育分野はブルキナファソ政府の最重要課題と位置づけられており、教育の機会拡大・質の向上・識字ノンフォーマル教育推進・教育行政能力の向上などが目標に掲げられています。JICAは、小学校建設、教員の質・数の確保のための教員研修と教員養成校建設、住民参加型学校運営の推進等を実施し、「より多くの子供たちが、よりよい環境で、より質の高い教育を」受けられることを目指した協力を行っています。

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小学校の子供たち

農業/農村開発

ブルキナファソでは、労働人口の8割が農業・畜産業を中心とする第一次産業に従事しています。国家開発の基本となる「持続的な開発及び成長の加速化戦略文書(SCADD)」の中で、農業は経済成長を牽引するセクターとして位置付けられており、「産業としての農業」育成に向け、政策的取り組みが進められています。JICAはこれを後押しする協力として、「産業としての農業」の育成のための指針を定めるマスタープラン策定といった計画づくりに加え、ゴマやコメなどの産品ごとの支援も展開し、農業の多様化を通して食糧安全保障にも貢献することを目指しています。

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乾燥マンゴー加工工場

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試験場でのゴマ栽培

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低湿地稲作

域内統合

ブルキナファソは物流面においてギニア湾岸諸国とサヘルの内陸国(マリ、ニジェール)をつなぐ分岐点であり、仏語圏アフリカ8ヶ国の地域統合の推進役である西アフリカ経済通貨同盟(UEMOA) の本部の所在国です。

2013年6月に開催されたTICAD-Vでは「地域経済共同体の能力強化を通じた域内・地域間の貿易促進」が重点分野とされており、JICAはUEMOAとの連携を深めつつ、国境通関の効率化や広域インフラの整備など、域内経済統合の促進に資する支援を進めています。

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トーゴ・ブルキナファソ国境の通関施設

その他

重点分野(教育、農業/農村開発、域内統合)以外にも、ブルキナファソの発展に貢献する事業を展開しています。

水資源

ブルキナファソでは、安全な水は国民の82%がアクセスできるのみの水準に留まっています(2012年世界銀行)。特に村落部住民は、河川、水溜まり等を飲料水としているケースがあり水因性疾患が多いことから、ブルキナファソ政府は村落部における安全な水へのアクセス率向上を目指しており、新規井戸の建設と改修を進めています。JICAでは、無償資金協力による給水施設建設を中心に支援するとともに、併せて、施設メンテナンスや管理組織の強化などソフト面での支援も行うことで、安定的な飲料水の確保に取り組んでいます。また、トイレ、下水の整備など衛生面の課題も多いことから、同分野での環境改善に向けた研究協力を展開しています。

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日本の協力で建設された井戸

保健

ブルキナファソの保健指標は、5歳未満死亡率1000人中102人(世界銀行2012年)、妊産婦死亡率出生10万あたり340人(世界銀行2010年)など、世界の中でも非常に深刻な状況にあります。JICAは、保健システムの強化に貢献することを目的に、母子保健や一般傷病の治療を軸とした保健サービスを提供する保健社会向上センター(CSPS)の建設、医療現場でのサービスの質向上を目指した人材育成などに取り組んでいます。

環境

ブルキナファソの国土の北部はサヘル地域に属しており、年々進む砂漠化や森林面積の減少、また気候変動による悪影響が問題となっています。JICAは苗木生産を通じた植林事業への支援や、住民参加型の持続的な森林管理による森林保全を推進するための協力を実施し、行政と住民のキャパシティー強化を通じて貧困削減と環境保全を両立させることを目指した協力を行っています。