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岡部 恭宜 OKABE, Yasunobu

客員研究員
研究分野・主な研究領域
比較政治学、政治経済学、東アジア、ラテンアメリカ
関連研究プロジェクト
【写真】岡部 恭宜
研究分野・主な研究領域
比較政治学、政治経済学、東アジア、ラテンアメリカ
関連研究プロジェクト

学歴

2008年  東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程、修了(博士[学術])
2000年  東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻修士課程、修了(修士[学術])

職歴

2015年- 東北大学法学部、教授
2015年  成蹊大学法学部、非常勤講師
2010年-2015年 JICA研究所、主任研究員
2009年-2013年  上智大学法学部、非常勤講師
2008年-2010年  東京大学社会科学研究所、助教
2006年-2007年  2006年度財務省開発経済学研究派遣者(経済研究教育センター[CIDE,メキシコ]およびチュラロンコン大学[タイ]にて客員研究員)
1988年-1998年  外務省(在スペイン大使館、在パナマ大使館、中南米局、経済協力局)

主な著作物

(1) 学術書

* "Japan Overseas Cooperation Volunteers: Its Genesis and Development," (Chapter 14) in Hiroshi Kato, John Page, Yasutami Shimomura, eds., Japan's Development Assistance: Foreign Aid and the Post-2015 Agenda, Palgrave Macmillan, 2016 (pp.222-236).
* “Reacting to Financial Crises: Institutional Path Dependence in Korea and Thailand,” (Chapter 4) in T.J. Pempel and Keiichi Tsunekawa, eds., Two Crises, Different Outcomes: East Asia and Global Finance, Ithaca and London: Cornell University Press, 2015 (pp.90-109).。
* (高橋直樹との共編)『構造と主体--比較政治学からの考察』、東京大学社会科学研究所研究シリーズ、No.35、2010年3月、110頁。
* 「金融制度の形成における構造と主体の関係--タイの金融システムと中央銀行の独立性の事例から」、高橋直樹・岡部恭宜編『構造と主体--比較政治学からの考察』、東京大学社会科学研究所研究シリーズ、No.35、2010年(第3章)。
*
「比較政治学における構造と主体の関係--構造が主体を制約するとき、しないとき」 、高橋・岡部編、同上書(終章)。
* 『通貨金融危機の歴史的起源--韓国、タイ、メキシコにおける金融システムの経路依存性』、木鐸社、2009年12月、322頁。
(同書に関する書評)
- 上川 龍之進(2011)「歴史的制度論の新しい可能性あるいはポリティカル・サイエンスの呪縛——岡部恭宜著『通貨金融危機の歴史的起源--韓国、タイ、メキシコにおける金融システムの経路依存性』」、『レヴァイアサン』48:162-166頁。
- 『毎日新聞』2010年7月11日付。

(2) 論文

*「国際ボランティアが織りなすグローバル市民社会——試論」『法学』(東北大学法学部紀要)第81号第2巻(2017年6月)、1-30頁。
*「新興民主主義国における執政府の抑制——司法府と独立国家機関」『日本比較政治学会年報——執政制度の比較政治学』第18号、2016年、157-179頁。
* 「青年海外協力隊の50年」 日本国際問題研究所『国際問題』No.637(2014年12月号):26-36頁。
* 「現在の脅威と将来の脅威——タイと韓国の中央銀行の独立性」『レヴァイアサン』55号、2014年秋:36-58頁。* "Political Origins of the Japan Overseas Cooperation Volunteers, 1960-1965: Why the State Sends Young Volunteers Abroad "JICA-RI Working Paper, No. 72 (March 2014), JICA Research Institute.
* 「韓国とタイにおける二つの金融危機と政治変動——内生的危機と外生的危機」日本政治学会編『危機と政治変動』年報政治学 2013-Ⅱ、2014年1月: 86-108頁。
* "Financial Restructuring after the 1997 Crisis and Impact of the Lehman Shock: Path Dependence of Financial Systems in Korea and Thailand," JICA-RI Working Paper, No. 51 (January 2013), JICA Research Institute.
* 「千載一遇の好機——タイの政治変動と中央銀行の独立性」、『年報タイ研究』第11号、2011年、1-19頁。
* 「金融システムの多様性とその政治的起源--韓国、タイ、メキシコの比較歴史分析」、『アジア経済』第51巻第5号、2010年5月号: 22-48頁。
* 「経路依存性アプローチによる制度の比較歴史分析--韓国とタイにおける金融システムの発展」、日本比較政治学会編『比較政治学の将来--比較政治学会年報』第8号、2006年11月: 139-166頁。
* "The Political Origins of 'the Financial Crises of the 21st Century': Path Dependence of Financial Systems in Korea, Thailand and Mexico," presented to the International Political Science Association (IPSA) World Congress, Fukuoka, Japan, July 9-13, 2006.
* 「アジア通貨危機の政治学」『レヴァイアサン』34号、2004年春: 138-148頁。
* 「経済制裁と国家のコスト--キューバと南アフリカの民主化分析」日本国際政治学会編『国際政治』第128号「比較政治と国際政治の間」2001年10月: 130-145頁。
* 「経済制裁の論理——米国のキューバ経済制裁の有効性」『外務省調査月報』1998年/No.4、外務省国際情報局調査室、1999年3月:1-47頁。
* 「米国の対キューバ経済制裁——失敗か成功か」『ラテン・アメリカ時報』第40巻、第3号、1997年3月:17-23頁。

(3) その他

* 「タイ銀行の独立性」、盤谷日本人商工会議所『所報』、2013年11月号、48-52頁。
* 書評「和田洋典著『制度改革の政治経済学—なぜ情報通信セクターと金融セクターは異なる道をたどったか?』有信堂、2011年」、『社会科学研究』第63巻第5・6号、2012年3月:163-167頁。
* Book Review, "Richard F. Doner, The Politics of Uneven Development: Thailand’s Economic Growth in Comparative Perspective, N.Y.: Cambridge U.P., 2009." The Developing Economies, Vol.49, No. 3 (September 2011).
* 書評「Richard F. Doner, The Politics of Uneven Development: Thailand’s Economic Growth in Comparative Perspective, N.Y.: Cambridge U.P., 2009.」、『アジア経済』第52巻第3号、2011年3月号:78-81頁。
* "Comparative Study of Financial Restructuring: South Korea, Thailand and Mexico," Gateway to Asian Studies in Japan, Website, The Institute of Oriental Culture (IOC) at the University of Tokyo, May 2009.
* 「金融再建の比較研究--韓国、タイ、メキシコ」、東京大学東洋文化研究所ウェブサイト『論集~アジア学の最前線』、2008年2月。
* 「金融危機後の不良債権処理に関する政治過程——タイ、メキシコ、韓国の比較分析」『財務省開発経済学研究派遣事業報告書』、2007年12月、財務省財務総合政策研究所:55-76頁。

所属学会他

日本比較政治学会、日本国際政治学会、日本ラテンアメリカ学会、日本タイ学会、日本政治学会

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