関西から飛び立ち、途上国で頑張る!派遣中の協力隊を紹介します-Part19-【兵庫県】

山﨑悠介さんは2019年12月にドミニカ共和国へ赴任され、コミュニティ開発の隊員として、ラジオ局で活動されていましたが、2020年3月に新型コロナウイルス感染症の感染拡大により一時帰国されました。待機期間中は国内でも積極的に活動され、JICA関西にも2回訪問していただきました。2021年3月にドミニカ共和国へ再派遣され、2021年12月まで活動予定です。

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山﨑さん:写真左

氏名:山﨑 悠介
出身地:兵庫県
隊次:2019年2次隊
職種:コミュニティ開発
野球をきっかけにドミニカ共和国に興味を持ち、現地を自分の目でみてみたくて応募しました。

こんにちは、2019年度2次隊の山﨑悠介と申します。秋も深まってきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?秋の味覚を楽しみながらも冬の足音が聞こえてきそうな日本ですが、季節常夏の島ドミニカ共和国ではまだまだ暑さ極まる時期が続きます。四季の移ろいを感じる事が出来ない一方で、気候変動の無い安定感を楽しんでいる今日この頃です。

さて今回は少し変わって、活動中に気づいた事についてお話しさせて頂きます。先日子供達と一緒に屋外で和太鼓を演奏していた時の事。東の空の雲行きが若干怪しくなってきまして、和太鼓を室内に移動させるかどうか検討していた時に、突然「雨の匂いがする!」と言った子供がいました。車の非常に多い首都サント・ドミンゴにも関わらず鋭敏にその匂いを察知する、凄い感覚の持ち主だなと思ったと同時に、大都会でもそういう瞬間やタイミングがある事に、非常に嬉しくなりました。また、サント・ドミンゴには「セントロ・オリンピコ」や「ミラドールスール公園」といった自然が多く存在する公園がある事、大都会ではあるが日本の様な高層ビルもない事、ビーチが近い事など、自然を身近に感じられる場所が多い環境で子供達が育った事も大きいかもしれません。そんな彼らの反応を見て、日々の小さな感動を大事に生きていく、人間らしく生きていく事の大切さを教わった気がします。
仕事に煮詰まった時、悩みが頭から抜けない時、単純にリフレッシュしたい時、遠出もいいですが、時間がない時はお近くの「自然」に触れてみる事をお勧めします。東京都の新宿御苑、大阪府の大阪城公園、愛知県の東山公園など、大都会にいても自然を感じられる場所はたくさんありますよ。是非一度「雨の匂い」「星の声」に耳を傾けてみてはいかがでしょうか?

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自宅近くの海岸沿いの景色。波の音を聴いていると心が洗われます。

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