関西から飛び立ち、途上国で頑張る!派遣中の協力隊を紹介します-Part20-【兵庫県】

山﨑悠介さんは2019年12月にドミニカ共和国へ赴任され、コミュニティ開発の隊員として、ラジオ局で活動されていましたが、2020年3月に新型コロナウイルス感染症の感染拡大により一時帰国されました。待機期間中は国内でも積極的に活動され、JICA関西にも2回訪問していただきました。2021年3月にドミニカ共和国へ再派遣され、2021年12月まで活動予定です。

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山﨑さん:写真左

氏名:山﨑 悠介
出身地:兵庫県
隊次:2019年2次隊
職種:コミュニティ開発
野球をきっかけにドミニカ共和国に興味を持ち、現地を自分の目でみてみたくて応募しました。

こんにちは、2019年度2次隊の山﨑悠介と申します。現在私が住んでいる住居にはエアコンがありません。当初はあまりの暑さに夜も満足に眠れませんでしたが、慣れてからは日中屋外で過ごす事が楽になりました。お陰で熱中症の心配もありません。日本の夏の夜もドミニカ共和国の夜も、日本人にとってはエアコン無しで過ごす事は非常に厳しいと感じる一方で、エアコンに慣れてしまうと外の暑さに負けて体調不良に見舞われる事も少なくありません。外気温にある程度慣らす事も重要ですね。

さて今回は中古車についてお話しさせて頂きます。ドミニカ共和国では日本の中古車を数多く見かけます。比較的新しい車種が多く走る一方で、筆者が幼少期に街中で見かけた車種も走っており、懐かしい気持ちになる事もしばしばあります。出勤時にはUBER(配車サービス)を使う事も多く、車の内装を頻繁に観察していましたところ、ある事に気がつきました。運転席上の日除けに書かれているエアバッグに関する注意書きが助手席向けのものに、助手席では運転席向けのものになっていたのです。疑問に思い運転手にその事を尋ねると「日本の中古車は、一旦チリに運ばれそこで運転席と助手席を入れ替える作業をするんや。その後左ハンドル車としてパナマ運河を通ってドミニカ共和国へ送られてくるんやで」と教えてくれました。左ハンドルの韓国車やメキシコ生産車よりも、運転席入れ替え作業の手間をかけても日本車を仕入れる、日本車の信用度の現れかもしれません。その他にも座席の高さや感触、車体制御機能等、日本にいた頃は意識しなかった「痒いところに手が届く」日本車の良さを再発見する日々です。
因みに日本と同じ右ハンドルのイギリスでは、日本からそのまま送られたハイブリッド車が多く走っていて、特にUBERではその車種が大変人気だそうです。

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ドミニカ共和国では後側にしかナンバープレートを付けなくても良い為、前側には皆それぞれ思い思いのものをつけています。

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