人々が教育や健康の享受を通して生涯にわたる能力や可能性を広げることは、それ自体が一人一人が尊厳をもって生きていくうえで重要であるとともに、社会・経済の発展に必要不可欠です。

この数十年に世界的な大きな前進があった一方で、従来からの貧困、ジェンダー、居住地域などによる格差の問題に加え、経済発展に伴う人々のニーズの変容、COVID-19などの感染症流行、紛争・災害といった状況変化の中で、すべての人に届く良質な教育、保健サービスの保障、一人一人のエンパワメントに一層取り組んでいく必要があります。

人間開発領域では、教育、保健分野での取り組みのインパクトや、現場の実態、課題をより客観的・実証的に検証してエビデンスを提示し、効果的な支援のあり方を考えます。また、これらの分野で日本が国内や国際協力を通じ蓄積してきた経験や知見を効果的に活用できるよう、そのとりまとめや発信にも取り組んでいます。これら活動を通じて国内外の研究機関とのネットワークの構築も積極的に行っていきます。

研究プロジェクト(実施中)

研究プロジェクト(終了)