関西から飛び立ち、途上国で頑張る!派遣中の協力隊を紹介します-Part22-【兵庫県】

山﨑悠介さんは2019年12月にドミニカ共和国へ赴任され、コミュニティ開発の隊員として、ラジオ局で活動されていましたが、2020年3月に新型コロナウイルス感染症の感染拡大により一時帰国されました。待機期間中は国内でも積極的に活動され、JICA関西にも2回訪問していただきました。2021年3月にドミニカ共和国へ再派遣され、2021年12月まで活動予定です。

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山﨑さん:写真左

氏名:山﨑 悠介
出身地:兵庫県
隊次:2019年2次隊
職種:コミュニティ開発
野球をきっかけにドミニカ共和国に興味を持ち、現地を自分の目でみてみたくて応募しました。

こんにちは、2019年度2次隊の山﨑悠介と申します。今回でいよいよ最後となります。短い間でしたが拙文にお付き合い下さいまして有難うございました。12月に入り、ここドミニカ共和国も朝晩は随分と涼しくなってきました。水シャワーがいよいよ厳しい時期に。日本の温泉に入れるのももう少しです。お湯に浸かるという習慣の素晴らしさを再認識する事が出来たことがドミニカ共和国へ来た一番の収穫だったかもしれません。

連載の最後は、ドミニカ共和国のクリスマスについてお話しさせて頂きます。カトリック信仰国であるこの国ではクリスマスは一年で最も大切な日。全ての物事の動きがゆっくりしているこの国でも、クリスマスの準備に関しては何よりも早く、約2ヶ月も前から職場やスーパー等では飾り付けが始まりました。勿論スーパーの店内のBGMはクリスマス関連に。12月25日に向けて一直線に進んでいく、街の様子が変わっていく様は行事やイベントの多い日本と違って興味深いです。

基本的に自宅で祝うクリスマス。12月24日には仕事は昼で終わり家族で買い物。スーパーは大型のカートいっぱいに食料品や装飾品を入れた夫婦や家族でごった返します。24日夕方~25日にかけては、朝から家の内外に渡るまで飾り付けを行ったり、クリスマス用ディナーの準備に追われ、夜はディナーの前にお祈りを捧げシャンパンを開け、荘厳な雰囲気の中「Feliz Navidad(メリークリスマス)」の合図で乾杯。家族のみが集まる自宅でもセミフォーマルな服装で臨む家も多いです。

ドミニカ共和国のクリスマスを経験して年中行事への意識が格段に上がったと同時に、日本にある祝祭日やお祭りの意味についても考え直すきっかけになりました。来年以降どんな姿勢でお正月を迎えるのか、私自身非常に楽しみであります。

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筆者が以前ホームステイしていた先の自宅に飾られたツリー。自宅置き仕様では人生で見たツリーの中で最大でした。

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クリスマスパーティの一例。大量の食事とワイン、シャンパンがこのあとズラリと並びます。

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